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医薬品登録販売者とは?仕事内容と魅力・ニーズ・向いている人などまとめてみた

医薬品登録販売者

医薬品登録販売者は「第二類医薬品」と「第三類医薬品」を扱える専門職です。

ここでは、医薬品登録販売者の仕事内容や需要など、「楽しい職業?」や「向いている人はどんな人」といった疑問をまとめて紹介していきます。

※記事中に医薬品区分についての例が出てきます。記載は2018年4月時点での情報ですので今後変更される可能性があります。予めご了承ください。

医薬品登録販売者とは?

医薬品登録販売者は、2009年の薬事法改正で誕生した比較的新しい国家資格です。医薬分類において「第二類医薬品」と「第三類医薬品」を扱うことができる職業であり、ここが医薬品登録販売者の最大の特徴です。

一般用市販医薬品の多くを販売可能になる

そもそも医薬品は「医療用医薬品」と「一般用医薬品」に大別され、医療用医薬品は薬剤師のみ取扱可能です。

後者の一般用医薬品は「第一類医薬品」・「第二類医薬品」・「第三類医薬品」の3レベルがあり、この中でも「第二類医薬品」と「第三類医薬品」を医薬品登録販売者になると販売できるようになります。

医薬品登録販売者になっても「第一類医薬品」は取り扱うことができず、こちらは薬剤師のみです。

医薬品登録販売者の受験資格

  • 学歴:不問
  • 年齢:不問
  • 実務研修:不問

 

 
医薬品登録販売者は受験資格としての条件が特にありません。

誰でも受験することができ、試験に合格すれば医薬品登録販売者になれます。

ポイント!
法改正によって誰でも受験できるようになったので、小学生でも資格を取得できます。中学生や高校生の進路において、早い段階から受験を見据えるといった考え方もあるため、社会人だけの資格ではないことが大きなポイントです。

受験料と試験開催日

医薬品登録販売者の試験は各都道府県において年1回開催され、それぞれの都道府県によって開催日が異なります。

また、受験料は13,000円前後~20,000円前後が相場となっており、こちらもそれぞれの都道府県によって受験料が異なります。

医薬品登録販売者の試験に向けて、詳細は最寄りの市役所で確認しましょう。

第二類医薬品と第三類医薬品

実際に医薬品登録販売者として従事することをイメージすると、「第二類医薬品や第三類医薬品はどんな薬があるのか?」が気になるポイントですね。

基本的に薬というのは非常に多くの種類があり、「どんな薬がどの規制区分に該当するのか?」は1つ1つの商品を確認して覚えるしかなく、医薬品の規制区分は必ずパッケージに記述しなければなりません。

勤務において間違って販売してしまう恐れはなくもありませんが、それを防止するために規制区分から陳列を分ける必要があり、ドラッグストアにおいて薬剤師が必須な商品は販売コーナーが別で用意されているケースが分かりやすい例です。

第一類医薬品

第一類医薬品は「ロキソニンS」・「ガスター10」・「リアップ」などがあります。

特に大正製薬のリアップシリーズは、医薬品登録販売者にとっても規制区分の違いを知る良い例となります。

育毛剤や発毛剤の殆どは医薬部外品、その現状の中でリアップシリーズだけはミノキシジルによって第一類医薬品という厳しい区分になっています。

チャップアップのような有名な育毛剤や発毛剤の大半は医薬部外品なので販売できるけれど、リアップシリーズだけはミノキシジルの副作用が強烈であることから薬剤師が必要、こうした状況は勤務をしながら学んでいきます。

ここで重要なのはミノキシジルの副作用ではなく、パッケージに「第一類医薬品」と書いてあるかを確認することです。リアップシリーズは第一類医薬品なので、その説明義務は薬剤師にあります。

また、日本におけるミノキシジルの規制レベルが引き上げられた背景などを学ぶと、医薬品登録販売者も薬剤師と同様に薬事法を基準に現状把握や知識の向上など、プロ意識が欠かせないことが良く分かります。基本的には個人よりも店舗や会社レベルによる「管理」や「指導」ですが、その状況下においても自分自身が第二類医薬品と第三類医薬品の専門家であるという自覚を持ち、状況変化に対応するために勉強していく姿勢が求められます。

第二類医薬品

第二類医薬品は「バファリンA」・「アレジオン20」・「アレグラFX」などがあります。

「第一類医薬品と何が違うのか?」、これは第一類医薬品よりも副作用が緩いことから第二類医薬品となっているため、「第二類医薬品に分類されていることがすべて」という捉え方で問題ありません。

第二類医薬品は通販可能という現状からも絶対的な説明義務はなく、販売において質問された場合に詳細を伝える対応をしなければならないという努力義務の範囲に留まります。

「その詳細はどうやって調べるのか?」、これは薬剤師と同じでメーカーに問い合わせるのがセオリーです。

今のネット社会では、「薬の知識をネットで調べるのはやめてほしい」という病院側の訴えがクローズアップされることが多いですが、第二類医薬品と第三類医薬品についても間違った知識を正していくことも、今後は医薬品登録販売者に求められる大きな課題となるかもしれません。

第三類医薬品

第三類医薬品は「ハイチオールCプラス」・「チョコラBBプラス」・「ソフトサンティア」などがあります。

こちらも第二類医薬品と同様であり、副作用が緩いことから第三類医薬品となっており、それがすべてです。

副作用については定義が非常に難しく、各成分を個別にどのような副作用が考えられるのかを勉強会などで学んでいくことは有意義ですが、個々の商品の副作用を研究して医薬品登録販売者が規制区分を振り分けられるわけではありません。

「牛乳には副作用がない」が常識ですが、牛乳を飲み過ぎることによって肥満になり得るケースはありますね。

つまり、冒頭で紹介したように「医薬品登録販売者は第二類医薬品と第三類医薬品を扱える専門家」という一文に凝縮され、薬剤師のように専門特化した上位資格がないことからも、今の現状を把握してその環境下において正しく役割を全うしていくというシンプルな職業です。

登録販売者の仕事内容

  • 薬の取り扱い
  • 管理者や管理代行者になれる
  • 商品の陳列とレジ
  • 活躍できる職場
  • 魅力や楽しさは?

 

 
医薬品登録販売者の仕事内容は、主に「接客」です。

第二類と第三類を扱えることからも薬剤師と似たようなイメージが持たれますが、薬剤師の義務業務である「調剤」や「指導(第二類・第三類の「対応」は除く)」といった役割を担うことができません。

現状、医薬品登録販売者の需要はドラッグストアが大半を占め、これはドラッグストアが取り扱う商品の多くが第二類と第三類であることが背景にあります。

薬剤師の仕事内容も主に「接客」と言えますが、医薬分類の対応種が異なることから専門性の深さに大きな違いがあります。

薬の取り扱い

薬の販売は薬剤師の在籍が必須ですが、第二類と第三類だけしか販売しないのであれば、医薬品登録販売者が在籍していればOKとなります。

今後、ドラッグストアの機能を兼ねた大きめの店舗サイズのコンビニが増えてくるのでは?と筆者は考えています。

管理者や管理代行者になれる

医薬品登録販売者は薬剤師と同じで「調剤薬局」や「ドラッグストア」が主な受け皿です。

こうした職場は主に接客が仕事内容となるため、基本的に日々の勤務では「普通の店員」も「医薬品登録販売者」もやることは殆ど同じです。

しかし、医薬品登録販売者になると「管理者」や「管理代行者」になることができるため、同じような仕事でも将来性が大きく異なります。

管理者や管理代行者になるためには、試験合格後に受験前の勤務実績も合算可能で「過去5年間において管理者の元で2年間の勤務経験があること」が条件です。

つまり、医薬品登録販売者になると役職を目指せるので、今の時代においてはドラッグストアなどのチェーン店へ就職するなら必須な資格とも言えます。

商品の陳列とレジ

医薬品登録販売者の代表的な職場はドラッグストアです。

ドラッグストアにおける毎日の仕事内容は、商品の陳列やレジです。その他、月末になると棚卸しの作業を行うなど、基本的に想像どおりの仕事内容です。

管理者や管理代行者になると、勤務先の責任者としての業務、その会社における他店舗の実績から人材の振り分けなど、店内での業務以外の仕事も増えてきます。

また、管理者や管理代行者にならない場合でも、他店舗の状況によって上司から他店舗への異動を相談されることもあるため、資格を取得することで自分の存在意義や必要性を感じる機会は増えます。

活躍できる職場

医薬品登録販売者が活躍できる職場は、「第二類医薬品」と「第三類医薬品」を扱う会社です。

主に調剤薬局やドラッグストアが代表的、その他にスーパーやコンビニなどもあります。

魅力や楽しさは?

医薬品登録販売者は「第二類医薬品」や「第三類医薬品」をメインに販売しているお店において、必要不可欠な存在になれることが魅力です。

調剤薬局なら単なる事務員とは違った側面から薬剤師をサポートできますし、ドラッグストアなら管理者や管理代行者になれることが大きな魅力です。

資格を取得する労力も踏まえて、医薬品登録販売者になると存在意義や必要性などを見出しやすいため、ここが日々の仕事における楽しさに繋がりやすいです。

人から頼られる存在というのは仕事にやりがいを感じやすく、仕事にやりがいを感じることは楽しさでもありますね。

医薬品登録販売者のニーズは高まるか?

今の時点において、医薬品登録販売者の需要は高まっている現状があります。

今後、その流れを引き継いで緩やかに需要が増えていきそうな雰囲気があり、大きなポイントとなるのはドラッグストアを筆頭に第二類医薬品と第三類医薬品を取り扱うお店の増減です。

スーパーやコンビニでも医薬品登録販売者の需要が高まっているので、正規雇用を求めて転職するなら取得しておく方が有利であることは間違いありません。

平成20年~28年度の受験者数と合格者数の推移

年度受験者数合格者数合格率人数
20年度91,024人58,715人64.5%
21年度44,788人21,209人47.4%80,353人
22年度39,116人18,510人47.3%95,695人
23年度33,913人16,007人47.2%109,958人
24年度28,050人12,261人43.7%121,137人
25年度28,527人13,381人46.9% 不明
26年度31,362人13,627人43.5%不明
27年度49,864人22,901人45.9%不明
28年度53,369人23,330人43.7%不明
厚生労働省の「これまでの登録販売者試験実施状況等について」から見ると、医薬品登録販売者の需要は着実に伸びています。

25年度以降の人数はデータがないので不明ですが、「前年度合格者数」+「今年度合格者数」が大よその人数となります。

合格率が平均して低いのは、受験資格がないことからも受験者による本気度が個々によって大きく異なるからだと推測されます。

日本医薬品登録販売者協会

日本医薬品登録販売者協会」は、登録販売者への支援活動を行っている一般社団法人です。

eラーニングを通信研修で受講できるなど、資格取得に向けて覚えておくと便利です。

また、資格取得後も「登録販売者向け賠償責任保険」へ加入できるなど、福利厚生などからメリットを得ることができます。

本当に需要はあるの?

一般的に医薬品登録販売者の資格に対して「凄い!」という印象を持っている方は少ないと思いますが、やはり受験料を支払えば誰にでもチャンスがあることからもハイレベルな専門職ではないことは確かです。

医薬品登録販売者は第二類医薬品と第三類医薬品を取り扱えるものの、薬剤師の存在を超えることはできません。

どちらかというと、薬の専門家というよりはお店の管理者として経営などに携われる可能性を持っていることが魅力なので、市販薬の販売に詳しくなり、店長になりたい方などにとっては需要の高い資格です。

どんな人に向いている?

医薬品登録販売者は、第二類医薬品と第三類医薬品を扱うお店に対して有利に転職したい方に向いています。

また、資格の魅力から紐解くと、責任感のある人やリーダーシップを取りたい方に向いています。

向いている人

 

  • 有利に転職したい
  • キャリアアップしたい
  • 存在価値や必要性を見出したい
  • 国家資格を持ちたい
  • 本当は薬剤師になりたかった
 
上記を一言に「向上心のある人」とまとめることができますが、やはり普通にドラッグストアで働くことに比べると、今後のステップアップの手段として医薬品登録販売者はファーストチョイスになります。

また、薬剤師と一緒に働くことも多いため、薬剤師に憧れている方にとっても取得したい資格になりやすいです。

薬剤師になるには6年かかり、費用は約5,000,000円~10,000,000円です。医薬品登録販売者は最短1年、費用は最低13,000円~20,000円です。

向いていない人

医薬品登録販売者の資格は、資格を取得した後の努力によって価値が変わります。

そのため、特に管理者や管理代行者などに興味がないなど、「現状で満足」という方にとっては取得する必要はありません。

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