指差す・ナース派遣薬剤師になるにあたって気になるのがやはり福利厚生の有無。これがあるとないとでは働き方やその精神状態も大きく違ってきます。

今回は薬剤師派遣における福利厚生について詳しくご紹介していきたいと思います。

福利厚生の有無

結論から申し上げれば、福利厚生はついてきます。詳しい中身については後述しますが、派遣会社を利用するにあたって福利厚生がつかないものはほぼないと見て良いでしょう。

しかし1つ注意点を申し上げるならば、ついてくる福利厚生は派遣される職場のものではなく、派遣会社が設定したものです。ですので、派遣会社に登録する際には福利厚生の中身をきちんと精査すると良いでしょう。

福利厚生の主な中身

それでは具体的な中身の説明に移りたいと思います。まずはどこの派遣会社も確実に備えているであろう基本的な事項から説明していきます。

有給休暇

派遣社員であっても有給休暇を取ることは可能です。しかし取得するには条件があります。6ヶ月以上の継続勤務に加え、労働日数の8割以上出勤した場合に、有給休暇が付与されます。またその休暇の日数は出勤日数によって変動します。

各種社会保険

各種社会保険とは主に健康保険、厚生年金、雇用保険、労災のことを言います。これにも取得条件が設定されています。

各種社会保険(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災)については、所定労働時間が週30時間以上、かつ2ヶ月と1日以上の就労、または当初の契約期間が2ヶ月以内だったがその契約期間を更新する場合に加入できるようになっています。雇用保険は週の労働時間20時間以上、かつ31日以上就業が見込まれる場合に適用となります。労災保険は、派遣期間中無条件で適用されます。

引用元

色々と条件は書かれていますが、普通に派遣先で業務を行っていればほぼ間違いなく取得できるものばかりです。数字などを気にする必要はほとんどありません。

年1回の健康診断・インフルエンザの予防接種

職場によっては多くの病人と接する場合がありますので、その際に心強い福利厚生となってくれるのが健康診断と予防接種ですね。薬剤師が利用する派遣会社は、薬剤師専門だったり、医療関係に特化した求人を扱っている場合が多いので、この2つを福利厚生として採用している会社は多いです。

しかしまれにホームページに記載されていなかったりしますので、その際には問い合わせをしてみましょう。自分の身を守る為にも、これらの福利厚生は必須ものとなります。

薬剤師賠償責任保険

仕事にはミスがつきものですが、こと薬剤師のミス(調剤ミス、服薬指導ミス、管理ミス)ともなると患者さんに直接影響が出る場合が考えられます。その際に大きな味方となってくれるのがこの「薬剤師賠償責任保険」です。

これによって自らのミスにより被害が出てしまった場合、損害賠償責任を担保してもらうことができます。手続きや費用は派遣会社の側が受け持ってくれることが多く、煩雑な作業は必要ありません。

しかしこれもホームページなどに記載されていない場合があります。これは薬剤師にとって命の綱ともいえる福利厚生ですので、記載がない場合は必ず問い合わせをし、その有無を確認しましょう。

派遣会社別の特殊な福利厚生

派遣会社の中には通常の福利厚生の他に、独自の福利厚生を組み込んでいるところもあります。1人でも多くの登録者を募る施策ではありますが、派遣される側に取ってみれば益こそあれど、損はありません。積極的に活用していきましょう。

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

40歳以上の方のみ対象となりますが、各種健康保険の中に「介護保険」が入っています。派遣社員の中には、正社員では時間の融通が利かないからという理由で派遣の道を選んでいる方もいらっしゃいますので、その点から見ればこの保険はかなり良心的なものですね。

また、ファルマスタッフと提携している施設を割安料金で利用することもできます。スポーツクラブや保養施設などですね。保養施設は数多くありますので、一度覗いてみると良いかもしれませんよ。

クラシス

クラシス

こちらは育児休暇や産前産後休暇、介護休暇も揃っていますね。薬剤師は女性の方が圧倒的に多いので、これらの福利厚生は嬉しい点です。

また、「K・POINT」と呼ばれる独自のポイントサービスも福利厚生として組み込まれています。仕事の就業期間に応じてポイントが付与され、年間で最大20000円相当のポイントがもらえます。

こちらのポイントは様々なことに使えますので、詳しくはホームページをご覧ください。

ファーマリンク

ファーマリンク

こちらは独自の福利厚生に力を入れているようで、「JTBベネフィット」と呼ばれる福利厚生を手掛ける企業と手を結び、様々な特典の充実を実現させています。

もちろん基本的な福利厚生は全て完備されていますので、その点はご安心ください。

まとめ

薬剤師派遣に福利厚生がついてくることはもちろん、その福利厚生も派遣会社によってかなり独自性を出していたりすることがお分かりになりましたでしょうか。福利厚生は安心して働く為に必要不可欠なものです。特に薬剤師のような医療従事者にとってはそれこそ人の命を預かるような仕事をしているわけで、後ろ盾がちゃんとしていなければ安心した業務を遂行できませんよね。

派遣薬剤師を志す人は、まず福利厚生をチェックすると良いでしょう。もちろん求人の多さや手厚いサポートも重要ですが、派遣された後のことを考えるのも同じくらい重要なことなのです。福利厚生を蔑ろにすると後で痛い目を見てしまいますので、十分ご注意ください。