Portrait of doctors and businesswoman
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薬剤師は特殊な職業です。

営業や事務などの、特殊なスキルを特に必要としない職種と違い、薬剤師は資格を取って初めて名乗れる職業です。

ですので、薬剤師として働こうというのであれば、職場は自ずと絞られます。

今回は薬剤師の主な就職先を4つ、その仕事内容、メリットやデメリットなどと共にご紹介したいと思います。

病院薬局

おそらく一番初めに頭に浮かぶであろう選択肢かと思われます。

病院が人気な理由はそのやりがいにあります。

患者の容態などを、カルテなどを見ながら判断し、それを医師や看護師に伝えるといった業務をすると同時に、投薬や注射の管理なども任されます。

まさに薬剤師の仕事、といえるほど毎日薬に触れる日々なのです。

メリット

なんといっても薬剤の知識を思う存分使え、またその見分を広める役にも立ちます。

患者さんと直接接することで自分が誰を助けようとしているのかが目に見えますし、また医師や看護師と協力して治療に当たることで、

自分も誰かを助けられたんだという実感を得ることができます。

デメリット

デメリットは大きく分けて3つあります。

まずは長時間労働です。病院という場所に昼夜はありません。患者さんの容態がいつ変容するか分かりませんからね。

なので、残業や夜勤は当然あるものと思っておいた方が良いでしょう。

2つ目は低い賃金です。

労働時間の割に支払われる給料は低く、年収は平均して400万円ほどです。

これは決して高い年収ではなく、また薬剤師が就職する主な場所としては、最低ランクの賃金となります。

3つ目はそもそも就職するのが困難だということです。

病院薬局は薬剤師の中でも1、2を争う人気の職場で、就職するにはあまりに狭き門です。

それだけ志を持つ人が多いというのは喜ばしいことですが、生半可な気持ちで面接に臨んでは就職することは叶わないでしょう。

製薬会社

病院と同じくらいに人気なのが製薬会社です。

製薬会社の中にも様々な職種があり、薬を開発する部署だったり、医薬情報担当者(MR)としての役割を果たす部署があったりします。

なお、MRとは以下のような業務を行う人のことをいいます。

その仕事は医療機関を訪問することにより、自社の医療用医薬品を中心とした医薬情報(医薬品およびその関連情報)を医療関係者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師など)に提供し、医薬品の適正な使用と普及を図ること、そして使用された医薬品の有効性情報(効き目や効果的な使い方)や安全性情報(副作用など)を医療の現場から収集して企業に報告すること、そして医療現場から得られた情報を正しい形で医療関係者にフィードバック(伝達)することなどを主な業務としています。

引用:https://www.mre.or.jp/about_mr.html

メリット

待遇が非常に良いこと。

他の職場と比べ、金銭面での待遇が非常に良いです。年収が1000万円を超えることもざらにあるとか。

加えて、MRになれば人と接する機会が多いので、人と話すのが好きな人に向いている職場です。

デメリット

MRは薬剤師としての資格がなくてもできる職種ですので、ともすればそこで自身の存在意義を疑う事態に陥る場合があります。

また、メリットで人と接する機会が多いと書きましたが、それはそのままデメリットに反映可能で、人と話すのが苦手な人には、この職場はかなりストレスになるでしょう。

そのような人は他の就職先にするか、研究・開発部門に就職を希望するのが良いでしょう。

ドラッグストア

近年、ドラッグストアに薬剤師を配置することが増えています。

これには「登録販売者」という薬剤を販売する際にいなければならない人が関係してくるのですが、それの説明、は今回は割愛させて頂きます。

メリット

第一に、比較的就職しやすいということが挙げられるかと思います。

ドラッグストアのチェーン店は全国に広がっており、その点で人員はいくらいても良い状況なのです。

また、待遇面も比較的良いです。

デメリット

ドラッグストアでは、いわゆる小売業のような動きを求められます。

レジ打ちだったり、商品補充だったり。

ドラッグストアは薬だけを売っている場所ではありませんので、薬とは全く関係のない仕事をしなけれならない状況は必ずきます。

もしあなたが薬剤師という職業に誇りを持ち、その知識を存分に活用したい、というのならドラッグストアはオススメできません。

調剤薬局

最後は調剤薬局です。

こちらは純粋に薬を調剤することのみに専念できる職場です。

薬に関する注意点などを指導する、対面指導も行いますが、高いコミュニケーションスキルが必要というわけではありません。

メリット

メリットしては、比較的調剤に専念できる環境が整っている、ということが挙げられるでしょう。

調剤業務の他にも在庫管理や補充などの雑務も含みますが、細かいことを言っていてはキリがありませんので、その部分は目をつむりましょう。

デメリット

ドラッグストアが調剤薬局を兼ねるような業態を展開しているという事もあって、調剤薬局もそれに対抗すべく、一般用医薬品などを置くようになってきました。

その場合、ドラッグストアと同じような動きをする可能性がありますので、希望する職場がどんな業態なのかをきちんと見極めましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

薬剤師は主に以上4つの職場に就職することになるかと思われます。

どの職場にもメリットやデメリットはつきものですので、自分が何を優先して職場を選ぶのか、

また自分はどうして薬剤師になりたいと思ったのかをもう一度よく考えて、就職活動に臨みましょう。