次々とドラッグストアが店舗を増やしているため、それに伴い医薬品登録販売者の需要も高まってきています。
ここでは登録販売者の求人を探すのにオススメのサイトをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

医薬品登録販売者の転職方法
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医薬品登録販売者の求人を探すとき、以下の手段で探すのが一般的でしょう。
- ハローワーク
- インターネット
- 友達の紹介
細かいところは「雑誌」や「アプリ」など色々とありますが、主な媒体としては「ハローワーク」と「求人サイト」が代表的です。今回は、この2つをピックアップして医薬品登録販売者の転職方法を紹介していこうと思います。
医薬品登録販売者は今後増えてくる?
- 平成20年:合格者58,715人
- 平成21年:合格者21,209人(総数80,353人)
- 平成22年:合格者18,510人(総数95,695人)
- 平成23年:合格者16,007人(総数109,958人)
- 平成24年:合格者12,261人(総数121,137人)
- 平成25年:合格者13,381
- 平成26年:合格者13,627
- 平成27年:合格者13,381
- 平成28年:合格者23,330
- 平成29年:合格者26,606
- 平成30年:合格者26,996
参考:登録販売者試験実施状況
医薬品登録販売者として従事するには資格を取得しなければなりませんが、受験者数や合格者数から見ると、すでに資格取得者は増えてきています。
2018年(平成30年)時点では約20万人~30万人ほどの資格取得者がいると思われますが、これは薬剤師の総数約30万人と同じくらいの人数です。
医薬品登録販売者は「第二類医薬品」と「第三類医薬品」を扱うことができ、薬剤師の業務負担を軽減する目的での採用、あるいは管理者や管理代行者としての需要もすでに高まっています。
どこで転職求人を探すのがオススメなの?
医薬品登録販売者の転職求人を探す方法は、「ネット(メイン)」+「ハローワーク(サブor使わない)」がオススメです。
基本的に求人数で見ると、ハローワークよりもネット上の方が医薬品登録販売者の転職求人は多いです。今後、条件もどんどん良くなってくると予想します。
ハローワークはやっぱりダメ・・・?
医薬品登録販売者の求人情報は、ハローワークでも見つけることができます。エリアにもよりますが、ハローワークだけで転職を成功させることも可能です。
しかし「タイミング」や「エリア」によって求人数に差があるので、ハローワークだけで医薬品登録販売者の転職活動を進めるのは非効率なケースがあります。
選択肢の1つとして活用するのがオススメ!
これは医薬品登録販売者に限った話ではありませんが、ネット経由で転職することが当たり前になっている現代においては、「ハローワークで転職すべき」という理由は見つけづらいです。
ハローワークが他の媒体に比べて圧倒的に求人が多いわけではありませんし、ハローワークに掲載されている求人情報が他の媒体を凌駕するほど魅力的な募集内容というわけでもありません。
それなら、自宅から職安が遠い場合などに「ネットでいいか・・・」という結論に至りやすいですよね。
結局は各企業がどこに求人情報を掲載するのかはわからないので、ハローワークも医薬品登録販売者の求人情報を探す1つの手段として抑えておくに越したことはありません。
しかし、ハローワークのみで転職活動を進めることだけは避けておく方がいいかもしれませんね。
雇用保険を利用する場合はハローワークを使いやすい
雇用保険を利用するためにはハローワークへ行かなければなりません。
とくに雇用保険の適用条件を満たすために職安で求職活動をしなければならないわけですが、そうした状況ではハローワークを1つの手段として活用しやすいですね。
医薬品登録販売者の転職求人を探すのにオススメなサイト
他の会社だと…
2020年2月時点、インターネットで「医薬品登録販売者+求人」で検索すると、TOPページに表示されるサイトは「indeed」や「タウンワーク」などのサイトしかありません。
また「医薬品登録販売者+転職サイト」で検索しても、TOP表示されるサイトの中では「APO-PLUS 登販ナビ」と「登録販売者.com」の2サイトだけが専門サイトです。
近頃では「登販AGENT」や「メディカルジョブ」も見つかります。
ちなみに「薬剤師+求人」で検索すると、マイナビ薬剤師や薬キャリなど約10ほどのサイトがヒットします。
今のところ、薬剤師や医師など他の医療職種に比べると、医薬品登録販売者専門の転職サイトは数が非常に少ないです。
APO-PLUS 登販ナビ
簡単な組み合わせのキーワードで検索するという条件においては、「APO-PLUS 登販ナビ」が大手の登録販売者専門サイトとしてオススメです。
- 登録販売者の転職・入社実績NO1!
- 10年以上の実績
といった実績があるので、まずはここからスタートしてみてはいかがでしょうか。
公開求人数は「東京都・2,116件」や「大阪府・1,291件」などエリア別で表示されており、転職エージェントを利用すれば非公開求人や交渉にも期待が持てます。
登録販売者.com
参考:登録販売者.com
「登録販売者.com」は、登録販売者を支援するサイトとして運営されています。
- 登録すれば試験対策のWEB問題を解ける
- 受験のための勉強法
- 試験対策のセミナーの案内
このように登録販売者.comには、求人検索機能だけでなく、登録販売者になるためのさまざまなコンテンツが用意されているのが特徴です。
WEB問題集は無料で使える上に、現役薬剤師による解説つきなので理解も深まります。無料で受けられる試験対策セミナーの案内も出ているので、受験から就職まで面倒を見てくれるサイトと言えるでしょう。
「登録販売者とは?」から「登録販売者の求人情報」まで、関連情報を網羅して紹介しているサイトなので、これから医薬品登録販売者を目指す方はチェックしておくと便利です。
今の時点における求人数は「9,144件」となっており、わりと多くの求人を比較できます。
登販AGENT
参考:登販AGENT
医師や薬剤師の転職も手掛けるエムスリーキャリアが運営する、登録販売者専用の転職サイトです。
2020年2月時点では総求人数7,252件、すべて正社員の求人となっています。求人を探すだけではなく、エージェントに求人の条件を交渉してもらうことも可能です。
エージェントの力を借りることで給料をアップしてもらったり職場のリアルな雰囲気を教えてもらったりすることもできますので、ぜひ活用してみてください。
チアジョブ登販
参考:チアジョブ登販
医師や薬剤師の転職も扱っているメディカルリソースが運営している転職サイトです。2020年2月時点では東京で1,390件、大阪で1,099件の求人が見つかります。この他にも日本全国の求人に対応しています。
ドラッグストアやコンビニ、家電やホームセンターなどで絞って検索できるほか、こだわり条件として「ブランク可」や「大手チェーン」というように絞りこむことも可能です。
年収の条件交渉や面接対策も行ってもらえるので、より良い条件での転職を叶えられるでしょう。
メディカルジョブ(MEDICAL JOB)
参考:メディカルジョブ
メディカルジョブはウェルマーケ株式会社が運営する登販専用の転職サポートサイトです。
- 専門チームの手厚いサポート
- 非公開情報の提供
- SNSで気軽に相談
国内最大級となる3万件以上の求人があることに加えて、上記のような特徴があります。SNS(LINE)を使って相談できるのも良いですね。電話だとしつこくて苦手な方でも使いやすいと思います。
その他のオススメサイトは?
その他、抑えておきたいサイトは「indeed」です。
こちらはCMでもお馴染みの媒体ですが、さすがに大手企業なだけあって求人情報が豊富です。
「医薬品登録販売者」で検索すると「15,369件」がヒットします。
薬剤師転職サイトでも探せる?
医薬品登録販売者の求人情報は、薬剤師の転職サイトでも探すことができます。
しかし公開求人はそれほど多くありません。
薬剤師転職サイトを利用するなら、転職エージェント経由で求人を探していく方がいいと思います。
マイナビ薬剤師の例を紹介しておくと、無料転職サポート申し込みの登録内容に「登録販売者」があるので、公開求人は少ないですが転職エージェントは対応しています。
登録販売者でも利用できる薬剤師転職サイトといてば薬キャリも有名です。薬キャリは薬剤師転職サイトの中ではかなりの大手で、扱っている求人も知名度の高いドラッグストアが多く見られます。
医療系全般の転職サイトでも探せる
登録販売者の求人情報は、医療系求人を全般的に扱っているサイトでも探すことができます。
たとえば「JobMedley」は医療・介護福祉・歯科など医療系の求人を幅広く扱っている転職サイトですが、登録販売者で検索すると「15,576件」がヒットします。
医薬品登録販売者は正社員で働ける?
医薬品登録販売者はパートやアルバイトのイメージを強く持たれている方もいるかもしれませんが、正社員の募集の方が多いです。
試しにAPO-PLUS 登販ナビで東京の求人を検索してみると、正社員が1,262件、パートが202件でした。
大手の求人例も合わせて、医薬品登録販売者の雇用形態について詳細を見ていきましょう。
雇用形態は全種で仕事を見つけられる
- 正社員
- アルバイト
- パート
- 派遣
- 契約社員
医薬品登録販売者は、正社員を含めてすべての種類の雇用形態で仕事を見つけることができます。
調剤薬局の場合だと、「調剤簿記」+「医薬品登録販売者」といったスキルセットがあると、正社員として長期雇用したいと思われることも多いです。
やはり資格を取得しておく方が、アルバイトやパートなどさまざまな雇用形態で採用を狙いやすいことは間違いありません。
主な勤務先は薬剤師と同じ
- ドラッグストア
- 調剤薬局
医薬品登録販売者の主な従事先は、薬剤師と同じで「調剤薬局」や「ドラッグストア」が代表的です。
とくに医薬品登録販売者は店舗の「管理者」や「管理代行者」になることもできる資格なので、ドラッグストアでは重宝されます。(資格を持っていないなら取らされるところもあります)
大手の求人例1 ウエルシア薬局
- 雇用形態:正社員
- 応募資格:有資格者(ブランクがあってもOK)
- 勤務時間:0:00~6:00、15:00~24:00(22:00時以降は25%増)
- 休日休暇:月間休日9日、夜勤専従休暇月間3日
- 給与:基本給21万5,000円以上(別途、手当や福利厚生あり)
大手の求人例として「ウエルシア登録販売者・夜勤専従社員」を紹介しておきます。
ウエルシア薬局は24時間営業のお店を全国に展開する計画があり、それに伴った「夜勤専従社員」という珍しい募集を行っています。
夜勤勤務に相応した手厚い待遇が魅力的ですし、この募集は医薬品登録販売者の需要がわかるいい例でもあります。
大手の求人例2 ローソン
- 雇用形態:正社員
- 応募資格:有資格者
- 勤務時間:8:00~23:00の間
- 休日休暇:週休2日
- 給与:基本給20~22万円(管理者要件を満たす方は別途月に2万円の手当あり)
登録販売者の求人といえばドラッグストアがメインになりますが、ローソンのようにコンビニでも募集しているところがあります。近頃ではコンビニでも薬を取り扱い始めたので、登録販売者が必要になったんですね。
店舗によって月給が異なりますので、気になる方はローソンの登録販売者募集サイトからお近くの店舗の情報を調べてみてください。
まとめ
医薬品登録販売者の求人を探すのなら、求人サイトを利用するのがもっともオススメです。ハローワークでもよいのですが、求人数がそこまで多くない上にサポートもあまり受けられないので、あえてハローワークだけを使うメリットがありません。
登録販売者の求人をメインに扱うAPO-PLUS 登販ナビや登録販売者.comなどを利用しつつ、全国の求人を網羅しているindeedなどを利用すれば、きっとよい求人が見つかるでしょう。