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薬剤師にも柔軟な働き方は浸透する?スポットバイト・業務委託・在宅といった正社員以外の働き方について

薬剤師の柔軟な働き方

薬剤師は「業務委託」や「フレックスタイム制」から働ける職場があり、少なからず「在宅」で仕事をしていくこともできます。

正社員以外の働き方を一括りに「非正規雇用」と表現すると、これはすでに業界全体として「パート」や「派遣社員」といった雇用形態から浸透しています。しかし、「業務委託」や「在宅」のように個人事業主としての働き方はまだまだ浸透度が低い現状です。

薬剤師の正社員以外の働き方

  • スポットバイト
  • 業務委託
  • フレックスタイム制
  • 在宅
  • フリーランス
 

正社員以外の雇用形態は「非正規雇用」として多くの種類がありますが、ここでは上記の5つをテーマに紹介していきます。

とくに珍しい形態となるのが「業務委託」や「在宅」であり、薬剤師として自由に仕事をしていきたい場合に辿り着くことが多いです。

求人の探し方
正社員以外の薬剤師求人については、マイナビ薬剤師で「業務委託その他」の検索項目があるため、マイナビ薬剤師で探してみてください。

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雇用形態と勤務形態の違い

雇用形態とは、雇用における契約の種類です。自分が企業に雇ってもらうことを前提として、その種類を区別するための用語です。「正規雇用」と「非正規雇用」に大別され、非正規雇用については「パート」や「派遣社員」というようにさまざまな種類があります。

業務委託や在宅の場合、契約内容によっては、雇用されるわけではなく「仕事を受託する」となるので、この場合は「雇用形態」という言葉が存在しません。「契約内容」から双方の希望条件を調整して契約します。

勤務形態とは、いわゆるシフトです。「常勤」や「非常勤」、「日勤」や「夜勤」というように勤務の形態を指す言葉です。ちなみに「勤務形態」も「勤務体系」も意味合いは同じです。

勤務形態の注意点

雇用形態は契約内容のとおりなので、とくに注意点はありません。

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しかし、勤務形態については同じ雇用形態でも職業や職場によって勤務形態が異なることがあるので、しっかりと契約内容を確認しておく必要があります。

注意
たとえば、フレックスタイム制の調剤薬局における正社員の勤務形態として、管理薬剤師は常勤で遅くまで就労する必要がああります。一方で事務員はフレックスタイム制から自由な働き方を実践できる、といったケースがあります。

薬剤師のスポットバイト

スポットバイトは転職業界における造語であり、「日雇い」や「単発バイト」と同じ意味です。

今は「12時から15時まで」というように時間区切りの求人も増えているため、求人に記載されているスポットを狙い撃ちで空いた時間をうまく使いながら働けることがメリットです。

スポットバイトの働き方

薬剤師のスポットバイトはパートや派遣で働く場合と同じです。

基本的にスポットバイトができる薬剤師は特定の職場に拘束されていないことが条件でもあるため、主に派遣会社に登録するという働き方となります。

また、派遣会社をメインに就労しながらも空いた時間は短時間のスポットバイトを入れるなど、さまざまな職場へ即戦力として赴きます。

普段は主婦をしている薬剤師の方、あるいは非正規雇用で就労している薬剤師で収入を増やしたい方など、正社員以外の薬剤師に向いています。

正社員の方も職場の就労規則に反しない限りはスポットバイトが可能ですが、現実的には本職で精いっぱいとなり、体力や時間に余裕がないというケースが多いです。

スポットバイト求人の探し方

薬剤師のスポットバイト求人は、特別な探し方が必要なわけではありません。

普通に求人サイトや転職サイトで見つけることができますし、薬剤師派遣をうまく活用するだけでもスポットバイトは可能となります。

薬剤師の業務委託

業務委託とは、何かの業務を他人や他社に委託するという契約です。報酬からトラブルまで関連するすべてのことを契約内容に記述しておき、双方が合意のもとで契約して業務委託を行うのが基本です。

「雇用」と「業務委託」は異なり、雇用は「正規」や「非正規」で雇用されます。ところが業務委託は、雇用されるわけではないので「個人事業主」となります。

注意
業務委託は契約内容によって勤務形態はさまざまです。指定された職場で働くことがあれば、依頼された仕事を在宅だけで遂行できることもあります。

業務委託の働き方

薬剤師の業務委託の働き方は、基本的に在宅やフリーランスと同じです。

雇用以外の働き方はすべて業務委託と捉えておいても問題ありません。

これは他職業も同じであり、雇用されていない人は確定申告において「個人事業主」に該当するため、雇用されずに薬剤師の仕事を得る際に業務委託以外の内容で見つけることの方が難しいです。

業務委託以外のわかりやすい例としては、自分で調剤薬局を開業するケースがあります。これは他人から仕事を請け負うわけではないため、業務委託ではありません。

この手の話題で「調剤薬局を業務委託する」という情報を見かけた方も多いと思いますが、規模が大きくなっても業務委託は仕事の請け負いであり、契約内容がすべてとなります。

業務委託求人の探し方

 

 

薬剤師の業務委託求人の探し方は、在宅やフリーランスと同じです。

今はフリーランスサイトも増えていますし、薬剤師の転職サイトをベースに探していくのがオススメです。

転職サイトの利用にあたり、各サイトで業務委託の取り扱い方が異なり、大手3社ではマイナビ薬剤師において「業務委託その他」から検索で探すことができます。

薬剤師求人の在宅は「調剤薬局の在宅業務」のような訪問業務を指す意味で使われるため、現状は業務委託の薬剤師求人はかなり少ないです。

薬剤師のフレックスタイム制

フレックスタイム制は、職業を問わずにあまり浸透していない勤務形態です。

厚生労働省の「28年度・就労条件統合調査」では、そもそもフレックスタイム制を導入している企業は全体の約8.0%です。

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フレックスタイム制とは?
日本では1998年から労働基準法の改正で導入されており、就業時刻と終業時刻を社員が決めることができる制度です。雇用の労使協定から合意に至った場合に適用され、残業代も従来どおりに支払われるなど、柔軟な働き方として注目されている制度です。

フレックスタイム制の働き方

  • コアタイム:必ず勤務しなければならない時間
  • フレキシブルタイム:出社や退社の何時から何時までの範囲の時間
 
フレックスタイム制の働き方は、労使協定の書面に記載されている内容がすべてです。

自由な働き方としてよく話題にあがりますが、自由奔放に好き勝手やっていいわけではありません。

労使協定では「1日の労働時間」や「清算期間」など、フレックスタイム制のルールが書かれています。その中でも「コアタイム」や「フレキシブルタイム」が明記されているなら、1日の勤務時間や出社や退社の時間などが自然と決まってきます。

フレックスタイム制はコアタイムやフレキシブルタイムを定めないことも可能であり、これをスーパーフレックスタイム制と言います。

薬剤師の場合もフレックスタイム制の働き方は、これを導入している会社の労使協定によるため、しっかりと内容を確認しておくことが大切です。

フレックスタイム制求人の探し方

フレックスタイム制の薬剤師求人は、エージェントに相談しながら探していくのがオススメです。

企業全体として浸透度が低い制度なので、職場や職業を絞って考えるとかなり候補が少なくなることが想定されます。

担当者に「もしこのような条件の職種もあれば、情報を教えてくれないでしょうか?」と軽めに伝えてみましょう。

また、管理薬剤師や認定薬剤師のように専門特化するほど、さらに範囲は狭くなります。

フレックスタイム制は個人だけに適用することもできるので、エージェント経由で転職する際に交渉も含めて探していく方が実現させやすいかもしれません。

薬剤師の在宅勤務

在宅可能な薬剤師の仕事とは?
在宅ワークは夢のある働き方ですが、現状はすべての職業が在宅可能というわけではなく、かなり職を選びます。

これはイメージどおりに「家で仕事ができる職業」が該当するため、一般的な薬剤師業務は該当しません。

しかし、薬剤師の知識を活かした「翻訳」や「ライター」といった仕事においては、在宅ワーカーとして働くこともできます。

注意
ここでいう「在宅」とは、自宅で働くことをいいます。薬剤師の「在宅業務=訪問」とは異なるので、間違えないようにしてください。

在宅の働き方

薬剤師の在宅ワークは請け負う仕事がどのような内容であっても、自宅で出来る仕事なのであれば働き方は完全に自由です。

ただし、現状は社会が薬剤師に求めることは「調剤」や「薬の指導」など、いわゆる薬剤師の業務です。対面指導が必要なケースも多々あることから、現場における人手不足も考慮すると滞在薬剤師の方が在宅ワーカーとなっていくケースが多いと推測されます。

薬剤師の在宅ワークの中でも簡単に実践できるのが「ライター」や「ブロガー」など記事の執筆や編集です。最近は、医療情報の扱いに対する厳しい目があることからも、サイト運営者が薬剤師を監修者として求めることも増えており、ネット上でも薬剤師の需要は間違いなく高まっています。

しかし、現場で働く場合と同等の収入を得ることができなければ、無資格で成功しているプロライターに比べて薬剤師資格を取得するコストから割に合わないと考えることができるため、「薬剤師」+「○○」の新たなスキルを伸ばしながら高収入を目指していく必要があります。

実際のところは副業としての実用性の方が高く、在宅ワーカーのみで成功している薬剤師の方は極めて少ない印象があります。

在宅求人の探し方

薬剤師の在宅求人は、フリーランスサイトで探すのがオススメです。

転職サイトで検索すると多数の求人がヒットしますが、そのほとんどは「在宅業務もやっている職場の求人」です。

薬剤師の在宅求人は数が少ないことから、フリーランスサイトでアピールしながら交渉していく方が仕事を見つけやすいことは間違いありません。

薬剤師のフリーランス

フリーランスは特定の会社や団体などに属することなく、自分の技術や知識を活かして単独で仕事を行う個人事業主というのが定義です。

薬剤師の場合は「業務委託」や「在宅ワーカー」として、個人で仕事を請け負うケースが該当します。

フリーランスの働き方

薬剤師のフリーランスの働き方は、業務委託や在宅ワーカーと同じです。

雇用されずに業務委託などの契約によって、自宅や指定された職場で契約内容を軸に仕事を請け負っていく働き方です。

「実際に薬剤師のフリーランスは可能なのか?」という疑問は、業務委託の仕事を見つけられるかどうかによって左右されます。

業務委託や在宅の項目で紹介したように、現状は薬剤師のフリーランスの仕事は多くはありません。

フリーランス求人の探し方

フリーランスというのはそもそも求人ではなく「依頼」であるため、こちらもフリーランスサイトを利用しながら仕事を探すのがオススメです。

また、業務委託についてはマイナビ薬剤師で探すこともできるので、在宅ワーカーに固執しない限りは一定の可能性があります。

マイナビ薬剤師に掲載されている業務委託の求人は、他の非正規雇用と同じように指定された職場で働くといった内容が多いです。その契約が「業務委託」になっているので、契約社員というイメージをもつとわかりやすいかもしれません。

薬剤師にも柔軟な働き方は浸透する?

  • スポットバイト
  • 業務委託
  • フレックスタイム制
  • 在宅
  • フリーランス
 

今回は5つの柔軟な働き方を紹介しましたが、今後にもっとも浸透しそうな働き方は「フレックスタイム制」です。

スポットバイトはすでに浸透しており、薬剤師はアルバイトやパートの求人が多数あります。派遣に関しては高額求人として定着していますね。

在宅ワーカーやフリーランスを含めた業務委託については、薬剤師業界でこれが柔軟な働き方として浸透する可能性は低いです。

薬剤師はその本質からも「雇用ありきの職業」という側面が強く、在宅ワーカーやフリーランスのように個人事業主として活躍する薬剤師が極端に増加する社会はイメージし難いです。

柔軟な働き方をしたい場合、フレックスタイム制の薬剤師求人を探したり、本業は従来のままで副業として在宅ワーカーやフリーランスとして業務委託を検討してみてはいかがでしょうか。

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