薬剤師の転職を行う際に「失敗したらどうしよう・・・」という不安は少なからず生まれますね。
今回は、「薬剤師の転職失敗談」と「その失敗を回避するための対策」という構成から、いくつかの例を紹介していくので参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
- 1 ①【サービス残業が多かった】年収アップ目的で転職したが時給計算すると前の職場の方がよかった・・・
- 2 ②【なんとなく転職して失敗】目的や情報収集など、すべてが曖昧で後悔が残る・・・
- 3 ③【のんびり担当者で失敗】早急な転職を希望していたのにのんびり担当者がついてしまった・・・
- 4 ④【担当者のノルマが優先されて失敗】じっくり転職をしたかったのにノルマに追われている担当者がついてしまった・・・
- 5 ⑤【すべてを鵜呑みにして失敗】担当者にすべてを任せっきりで自分の基準で判断しなかった・・・
- 6 ⑥【知人の紹介で失敗】コネで転職できたのはたしかに楽だったが、想像とは異なる職場環境で言い出しにくい・・・
- 7 ⑦【新しいことを学ばずに失敗】職場の種類が変わっても新しい環境に対応する勉強を怠り、仕事でミスを連発してしまった・・・
- 8 ⑧【口だけ経営者を妄信し失敗】夢ばかりを語る経営者に付いていったが、仕事量と待遇のアンバランスさに嫌気がさした・・・
- 9 ⑨【転職=待遇アップという失敗】転職すれば年収が上がると思ったが、他の方法を検討するべきだった・・・
- 10 薬剤師が転職に失敗した理由まとめ
- 11 転職で失敗しないために薬剤師がするべきこと
- 12 失敗しないために・・・おすすめの転職サイト3選!
- 13 【この記事を閉じる前に!】今登録すべき、オススメ転職サイトは!?
①【サービス残業が多かった】年収アップ目的で転職したが時給計算すると前の職場の方がよかった・・・
「先輩薬剤師Aさんは年収アップを目的に転職しました。結果、年収は450万円から500万円に上がりましたが、働き始めるとサービス残業が多く、時給計算すると前の職場の方が稼ぎの効率が良いことに気づきました・・・。」
【対策】交渉に強い転職サイト担当者のサポートを受けよう!
- 残業について詳細を確認しておく
- 面接で質問する
- 現場で働いている人から内情を聞いておく
- 交渉に強い担当者のサポートをうける
転職の際に「たぶんこうだろうな・・・」という推測で疑問を片付けてしまうと、このような失敗が起きやすくなります。
薬剤師求人を探すときに残業時間がどれくらいあるのかまで丁寧に情報を調べておき、さらに面接で残業に関して聞いておくことが大切です。
転職エージェントを利用すると職場の内情まで情報を得ることができます。待遇の交渉に関しても実力のある担当者ならこうしたミスは起こりません。
交渉力の高い転職エージェントを利用するスタンスで、待遇アップを目指していきましょう。
転職エージェントは残業時間や実際の就業環境といった、自分で調べるにはちょっと面倒な作業を丸投げできるので、みなさん積極的に活用してくださいね。
1位 マイナビ薬剤師
まずはこの3社に登録すれば、情報量は十分です!
登録後は、自分の働き方や悩みを理解してくれて、必要な情報を与えてくれるエージェント・担当者を探しましょう^^
※無資格者の方はご登録いただけません②【なんとなく転職して失敗】目的や情報収集など、すべてが曖昧で後悔が残る・・・
「Bさんはマンネリ感を払拭するために新天地を求めて転職しました。しかし、転職の目的が明確ではなく、そのスタンスからも曖昧な転職活動をしてしまいました。結果、新天地を見つけることができたものの、待遇や通勤時間など大きな変化を得ることはできませんでした・・・。」
【対策】どうして転職したいのかを考えよう!
- 転職理由を考える
- 叶えたい希望を箇条書きする
- 希望に優先順位をつける
- 転職成功の道筋を示してくれる担当者を探す
転職理由がいまいちハッキリしない状態で転職しても、転職に成功することはほぼ無理に近いです。
なぜなら転職しても「残業が減った」とか「年収が上がった」などの達成感を味わえないから。
転職理由を考えると叶えたい希望がいくつか出てくるのではないでしょうか。その希望を箇条書きでリストアップして、さらに優先順位をつけてみましょう。
そうすると、求人の選び方も明確になり、さらには妥協しても良い条件までわかるでしょう。
また、転職エージェントは「提案」というサービスが醍醐味です。転職成功の道筋を示してくれる担当者を見つけることで、簡単に回避できた失敗例もあります。
薬剤師辛いあるある!職場ごとに特有のストレス・辞めたいと思う瞬間をまとめてみました。アナタの「ツラい」を、少しでも受け止めます…
③【のんびり担当者で失敗】早急な転職を希望していたのにのんびり担当者がついてしまった・・・
「Cさんは急ぎの転職を希望していたので、転職エージェントの力を借りることにしました。しかし、希望とは裏腹にのんびりした担当者がついてしまい、求人の提案や面接の調整などスピード感のある転職サポートを受けることができませんでした・・・。」
【対策】思い切って担当者を変更しよう!
- 担当者のプロフィールを閲覧してみる
- 担当者に不満や希望をぶつける
- 担当者を変更する
担当者によってはこの事例のようにのんびり屋さんだったり、逆にせっかちな方がいます。
転職エージェントは、担当者のプロフィールが公開されているケースがあります。プロフィールから担当者を指名できる薬剤師転職サイトもあるので、まずはこのようなコンテンツを見ておくというのが1つの対策です。
基本的に転職エージェントは担当者をいつでも変更できるので、不満が募る担当者に当たった場合はお問い合わせから担当者の変更を希望すると良いです。
今は優秀な転職サイトが多くあるので、深いところまで妄想してしまう方は他の薬剤師転職サイトを併用していくのもおすすめです。
④【担当者のノルマが優先されて失敗】じっくり転職をしたかったのにノルマに追われている担当者がついてしまった・・・
「Dさんは、転職エージェントを利用して納得のいくまで求人を比較しようと考えていました。
しかし、担当者がノルマに追われており、採用率を優先されて話が進んでいってしまいました。そのためなかなか希望がマッチする求人を見つけることができませんでした・・・。
【対策】これも担当者を変更しよう!他の転職サイトへ乗り換えるのも有り!
- コミュニケーションをはかる
- 担当者を変更する
- 他の転職サイトを利用する
この失敗は、のんびりやの担当者がついてしまった失敗談と同じ方法で解決できます。
まずは希望が叶う求人を提供してくれるように担当へ伝え、これで解決できなければ担当者を変更します。担当者を変更することに気まずさを感じる場合は、他の薬剤師転職サイトへ乗り換えるのがおすすめです。
最近は、人材紹介業も競争率が高まっており、悪評が目立つ転職サイトは生き残るのが難しくもあります。他の転職サイトへ乗り換えることも視野に入れながら、うまく転職エージェントを活用していきましょう。ちなみに相性が悪い担当者からの連絡は、思い切って無視してもOKです。向こうもそこまで気にしないはずです。
⑤【すべてを鵜呑みにして失敗】担当者にすべてを任せっきりで自分の基準で判断しなかった・・・
「Eさんは転職エージェントを利用するメリットを熟知しており、担当者に任せておけば間違いない!というスタンスでした。
そのまま、応募先の見学すらも行かないほど、言われるがままの転職をしてしまったのです。以前はバスで30分の通勤だったところが電車を2回乗り換えて1時間かかるという結果になってしまいました・・・。」
【対策】転職エージェントを利用する場合も確認作業は欠かせない!
- 待遇面
- 手当や福利厚生
- 通勤関連
- 会社概要
Eさんの場合は、結果的に通勤時間が倍になるという失敗に留まりましたが、この他にも似たような失敗があり得ます。
たとえば、契約社員として転職する場合、求人内容に2年契約と書いてあっても更新は1年単位になっていることがあります。これも調べておかなければ「2年間は収入が安定する」ところが「1年後はどうなるか分からない」というオチになるので、非常に大きな差がありますよね。
転職エージェントは嘘を付くことはありませんが、物事の判断基準というのは人によって異なるので、必ず自分で情報を確認して自らの基準で判断をしていくことが大切です。
⑥【知人の紹介で失敗】コネで転職できたのはたしかに楽だったが、想像とは異なる職場環境で言い出しにくい・・・
「Fさんは知人の紹介で調剤薬局へ転職しました。しかし、事務員と薬剤師の仕事分担も曖昧で、残業の多さも含めて理想の職場環境とは言えない状況でした。
本来は問題解決に向けて経営者に相談するか転職を検討したいところですが、知人に恩があることからも我慢しなければならない日が続きました・・・。」
【対策】恩を仇で返すと言われない解決策!
- 恩の相手に状況を説明する
- 問題解決に向けてこうあるべき提案をする
- 話し合いの結果で考え方が合わないなら仕方がない
- 恩より今後のビジネスライフの方が大切
Fさんの失敗は、いわゆる知人に恩を仇で返すのではという心情がネックになっています。そのため、恩を仇で返すと言われないために、仕事を紹介してくれた相手としっかり話し合うことが大切です。
話し合った結果、知人と考え方が合わないのであれば、そもそも無理に人間関係を継続する必要もそこまでありません。世間体や人間関係を優先するよりも、今後の薬剤師としての人生を第一に考えることが大事ですよね。
知人の紹介で転職するのはメリットとデメリットの両方があり、Fさんのようなケースは珍しいことでもありません。ダメなら他へ転職すれば良いというスタンスでは、転職サイトを活用しておく方が「恩」という足かせはありませんね。
⑦【新しいことを学ばずに失敗】職場の種類が変わっても新しい環境に対応する勉強を怠り、仕事でミスを連発してしまった・・・
「Gさんは病院から調剤薬局へ転職をしましたが、職場の種類が変わったことからも学ぶべきことがたくさんありました。
本来は、現環境に対応するため仕事を学ぶスタンスが求められますが、Gさんはその努力を怠りミスを連発してしまいました・・・。」
【対策】職場が変わった時は仕事を覚えるスタンスは絶対に必要!
- その職場のルールに従うことが第一
- 仕事を覚えることは基本中の基本
- 相手が年下でもその職場では先輩である
- 実績を経て仕事内容の変更案が通る
病院から調剤薬局に転職した場合など、よく出る処方箋の種類が違うといった薬剤師業務における違いがありますが、専門的な部分以外に、そもそも病院と調剤薬局とでは仕事内容が違うというのもありますよね。
たとえば、朝は5分間掃除をするというルールがあった場合、前の職場に掃除がなければ無駄な仕事に感じます。しかしまずはルールにしたがって掃除をしっかりとやることが大事です。
その結果、それほどゴミが出るわけでもないなら、2日に1回の掃除に変更しようという提案もできるでしょう。しっかりとルールにしたがっていたからこそ認められる部分があります。
⑧【口だけ経営者を妄信し失敗】夢ばかりを語る経営者に付いていったが、仕事量と待遇のアンバランスさに嫌気がさした・・・
「Hさんは、面接で経営者の大きなビジョンに心を動かされて転職を決めました。しかし、いざ働いてみると、転職後は残業の多さも含めて過酷な労働が続き、給料アップやボーナスも見えない状況から、自分が転職に失敗したことに気が付きました・・・。」
【対策】夢を叶えるためのプロセスに注目しよう!
- 経営状況を決算報告などでチェックしておく
- 面接で夢までのプロセスを逆質問してみる
- 経営者の夢が叶うと自分にどのようなメリットがあるのかを考えてみる
- その場の空気に流されないこと
Hさんの失敗は、中小規模の調剤薬局では良くあることです。大手ドラッグストアや調剤薬局では、現場の薬剤師と経営陣に距離感がありますが、中小規模のお店ではほとんど距離感がないため、経営状況が見えやすいです。
基本的に経営者の夢が現実となれば、新しい店舗がオープンして仕事のモチベーションが上がるなど、何かしらのメリットはあります。
しかし、そのメリットが何なのかが不明確な状況では、経営者の夢は従業員にとってそこまで重要ではありません。
経営者の考えを知るという意味では、面接で夢を叶えるためのプロセスを逆質問してみるのも効果的です。
⑨【転職=待遇アップという失敗】転職すれば年収が上がると思ったが、他の方法を検討するべきだった・・・
「Iさんは、子供の成長に伴って収入を上げる必要がありました。転職をすれば家計を改善できると思いましたが、転職先の待遇は昇給アップに1年かかり、ボーナスは未定。結果として、前職で勤務しながら副業を選択する方が良かったと後悔しました・・・。」
【対策】転職する前に求人チェックや転職相談をしておこう!
- 先に退職しないこと
- 転職サイトで求人比較をしておく
- 転職エージェントで自分の市場価値を聞いてみる
Iさんだけではなく、年収アップを目的に転職する薬剤師は非常に多いです。
年収アップに成功できるかどうかはタイミングによる運もありますが、今よりも待遇が下がることを回避するためには先に退職しないというのがポイントです。
薬剤師の求人情報は転職サイトで比較できますし、転職エージェントで自分の経歴ならどのくらいの待遇で転職できるのかを試算してもらうことも可能です。
このような対策から、目的を達成できる可能性を感じてから退職して転職活動を開始するといったスタンスが好ましいですね。
薬剤師が転職に失敗した理由まとめ
- 残業時間を確認していなかった
- 転職の目的をハッキリさせていなかった
- 転職エージェントとの相性がよくなかった
- 転職エージェントに頼り切りで自分で情報収取をしていなかった
- 知人の紹介で転職した
- 転職後の環境に慣れるための努力をしなかった
- 夢と現実をしっかり見ていなかった
「転職に失敗したくない!」「転職を繰り返したくないから一度で成功させたい!」という方は、上記の失敗ポイントに気をつければ転職をぐっと成功に近づけられますよ。
転職で失敗しないために薬剤師がするべきこと
- 職場の情報を納得がいくまで調べる
- 転職先に求める条件に優先順位をつける
- 相性のよいコンサルタントを見方につける
転職を失敗させたくない薬剤師が転職前に必ずやっておきたいことは上記の3点です。たった3つのポイントに気をつけるだけでも転職の成功率は格段に上がります。
職場の情報を納得がいくまで調べる
疑問が1つ残らず解決するまで転職先の情報を調べましょう。処方せん枚数、正社員薬剤師の数、残業時間、電子薬歴か紙薬歴か…など気になることはどんどん転職エージェントや求人先に聞いてください。
とくに処方せん枚数や正社員薬剤師の数は絶対に確認しておきたいところ。正社員が少ないと一人で大量の処方せんを捌く事態に陥ってしまう確立が上がるので注意。
転職先に求める条件に優先順位をつける
まずはなぜ転職したいのか理由をハッキリさせます。そして転職先に求める条件をいくつか洗い出してください。
年収や労働条件、家からの近さとなんでも構いません。次にどの条件を優先させたいのか順位をつけます。
優先度の高い条件をクリアできる職場に転職できれば、転職の満足度も必然的に上がりますよ。
相性のよいコンサルタントを見方につける
急いで転職したいのに担当がのんびりしている。逆にゆっくり転職したいのにやたら転職を急かしてくる。これでは満足のいく転職ができません。
担当のコンサルタントと合わないなと思ったら、担当を変えてもらうか別の転職エージェントに登録して転職活動をしましょう。
担当との相性が大きく転職に関わります。よいコンサルタントを見つけて、まずは転職しやすい環境作りを始めることが大切です。
薬剤師が転職相談をするコツ。転職エージェントのアドバイザー・コンサルタントに動いてもらうために、どのようなコミュニケーション・付き合い方をすべきか?
できるだけ自分の足で職場を見に行く
求人に書いてある情報だけでは、どうしてもリアルな職場の雰囲気や実際の労働環境はわかりません。できれば一度、希望の職場を見に行ってみましょう。
もし可能であれば、体験勤務もオススメです。転職サイトに登録すると1日だけお試しで働けるように交渉をしてもらえるケースもあります。
自分の肌で職場を体験することで、転職後の失敗を避けることが可能です。
年収だけを見て職場を決めない
どうせ転職するなら、今より年収が高いところに行きたいと考える薬剤師も多いと思います。しかし年収だけを見て転職してしまうと、失敗しやすいので注意してください。
なぜその求人が高い年収で募集されているのかを考えなければなりません。薬剤師がすぐに辞めてしまう、休日日数が少ない、労働環境が悪いなど、さまざまな理由が隠れている可能性があります。
年収を高くすることで、何かを隠そうとしているのでは?と疑いの目を持つことが大切です。
失敗しないために・・・おすすめの転職サイト3選!
- マイナビ薬剤師:満足度NO1を誇る薬剤師転職サイト!
- 薬キャリ:最短即日10件など短期転職にも定評がある!
- ファーマキャリア:オーダーメイド求人が強みの転職サイト!
今回は、薬剤師の転職失敗談と対策を紹介しました。これからの転職活動では最初に「転職サイト選び」という作業から取り掛かる方が多いと思います。
「マイナビ薬剤師」・「薬キャリ」・「ファーマキャリア」は、いずれも大きな特徴のある薬剤師転職サイトです。転職エージェントの実力も評判が良いので、転職の相談をしたいといった場合も活用してみてくださいね。
マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師は、面談に力を入れていることが特徴の転職サイトです。多くの転職サイトは電話やメールで薬剤師の希望条件をエージェントが聞くのですが、マイナビ薬剤師は直接会ってエージェントと話をすることができます。
直接会うことでエージェントによりしっかりと転職先に求める条件を伝えられるため、満足のいく転職がしやすいのです。直接会うのは気まずいという方は、もちろん電話やメールでの相談もできますよ。
マイナビ薬剤師は満足度No.1!中小から大手、職種も幅広く約5万件の求人をカバー。紹介求人もアリ、検索も使いやすいメイン推奨の転職エージェントです!(求人数・評判・特徴も徹底まとめ)
薬キャリ
薬キャリは多くの薬剤師が登録しているサイトとして有名です。高年収求人はもちろんのこと、各薬剤師に合う求人を紹介してもらえます。
最短で即日10件の求人を紹介してもらえるので、お急ぎで転職したい方にもオススメです。
ファーマキャリア
ファーマキャリアの特徴は、オーダーメイドな求人を紹介してくれるところです。
薬剤師の希望に合った求人になるように、求人先に条件を交渉してくれます。