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薬局や病院で計数調剤(ピッキング)をおこなうときのコツと注意点、現役薬剤師がまとめました。調剤薬鑑査も大事!

薬剤師のおこなう調剤業務の中でも、非常に大きな割合を占めているものが「計数調剤」です。

調剤薬局やドラッグストア、病院など調剤に携わる職場では、必ずといっていいほどこの計数調剤がおこなわれています

調剤業務の中でもミスが起こりやすいポイントであるので、計数調剤のスキルを高めることは薬剤師において必須といえます。

そこでこの記事では、薬剤師が計数調剤をおこなうときのコツと注意点をまとめました。

薬剤師業務に欠かせない計数調剤とは?

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ここでは、計数調剤の概要や調剤報酬における評価についてみていきましょう。

最新の話題でもある、「調剤業務のあり方について」の内容についても、触れていきます。

計数調剤(ピッキング)って何?

計数調剤とは、錠剤や外用剤などを処方せんに記載されている用法用量や日数などを考慮して、正確に取り揃える行為のことをあらわしています。

「ピッキング(picking)」ともよばれるこの計数調剤は、業務頻度が高いことに加えて、ミスの起こりやすい点がポイントです。

薬剤師は一日に大量の処方せんを取り扱いますが、その中でも錠数や規格、剤型などを判別しながらおこなう計数調剤は、高い集中力を必要とします。

また今日では、一般名処方から先発医薬品と後発医薬品を選択しなくてはならないため、これらを適切に調剤する必要もあります。

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ポイント!
計数調剤が間違っていないかを確認する「鑑査」も重要です。他のスタッフのダブルチェックや計数調剤支援システムによる鑑査などを活用して、何度も確認をおこないましょう。

計数調剤によって得られる調剤報酬を再確認しよう

調剤薬局における収益源の一つに、「調剤料」があります。

対人業務が評価される現在の業界において、調剤料を中心とした収益構造から、調剤料加算や薬学管理料への構造転換がすすめられています。

しかしそれでも、技術料における調剤料の比率は高く、薬局にとって計数調剤はいまだに業務の中心を担っています

ここでは、調剤料の中でも、とくに計数調剤にかかわる項目をみていきましょう。

 日数制限点数
内服薬イ 14日分以下の場合
(7日目以下の部分)
1剤につき、3剤まで5点/1日分
イ 14日分以下の場合
(8日目以上の部分)
1剤につき、3剤まで4点/1日分
ロ 15日分21日分以下の場合1剤につき、3剤まで67点
ハ 22日分30日分以下の場合1剤につき、3剤まで78点
ニ 31日分以上の場合1剤につき、3剤まで86点
頓服薬剤数にかかわらず21点
注射薬処方箋受付1回につき26点
外用薬1調剤につき、3調剤まで10点
内服用滴剤1調剤につき10点
調剤報酬点数表(平成30年4月1日施行)※一部省略│日本薬剤師会

内服薬は計数調剤の中でも高単価に設定されており、たとえば30日分の医薬品を調剤すれば、86点(860円)を算定できます。

外用薬は剤型や投与量を問わず、一律で10点(100円)の算定にとどまります。

ポイント!
このことから、外用薬の多い整形外科や眼科の門前は利益率が低く、「儲かりにくい」といわれるのですね。

厚労省通知「調剤業務のあり方について」により、非薬剤師でも計数調剤が可能に

2019年4月2日に、計数調剤にかかわる重大な通知が厚生労働省から発出されました。

こちらによると、薬剤師の目の届く範囲であれば、「処方箋に記載された医薬品(PTP シート又はこれに準ずるものにより包装されたままの医薬品)の必要量を取り揃える行為」を、薬剤師以外の者に実施させることが認められたのです。

もともとグレーゾーンとして薬剤師以外がピッキングをおこなうこともありましたが、今回の通知を受けて、多くの職場で計数調剤のあり方も見直されつつあります

「調剤業務のあり方について」については、コチラの記事でくわしく解説しているので、確認しておきましょう。

【厚労省通知】薬剤師以外(調剤事務など)、のピッキング・一包化の実施が可能に!薬剤師法に照らし、「調剤行為」の範囲を再定義してみた。

薬剤師が計数調剤を上達させるための5つのコツ


こちらでは、計数調剤が上達するための5つのコツを紹介していきます。

薬剤師の方はもちろん、薬剤師以外で計数調剤をおこなう方にも見て頂ければ幸いです。

1.医薬品の場所を覚える

計数調剤において、調剤に間違いのないことは大前提ですが、一定以上のスピードも求められます

手際よく調剤をおこなうために大切なポイントは、どれだけ医薬品の場所を覚えているかということです。

薬局では通常1,000品目近い医薬品が在庫されていますが、これらの場所をしっかりと覚えていれば、スムーズに計数調剤をおこなうことが可能です

はじめのうちはなかなか見つけられなくても、意識して場所を覚えるようにしましょう。

2.劇薬・向精神薬・毒薬を覚える

多くの薬剤師や医療従事者がご存知の通り、医薬品はそれぞれの種類によって分別して陳列する必要があります

一般薬の棚や引き出しを隅々まで探しても、探している医薬品が劇薬や向精神薬であれば、見つけることはできません。

それぞれの医薬品がどの分類に属してるのかを、しっかりと覚えるようにしましょう。

ポイント!
コツとしては、「不整脈の薬は劇薬が多い」「~ゾラムという一般名であれば向精神薬かも」など、医薬品の薬効や名前から推察する力を身につけることです。

3.複数の規格のある医薬品を覚える

計数調剤で間違いのおこるポイントとして、規格の取り間違いがあります。

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医薬品の名前だけをみて調剤してしまうと、いつか必ず調剤ミスをおこしてしまいます

たとえば「タケプロンOD錠15mg」を探すときには、OD錠30mgカプセル15mg、30mgの規格があることにも注意をしながら、計数調剤をおこなうようにしましょう。

一方で、「アテディオ配合錠」のように1つの規格しか存在しないことが事前にわかれば、調剤のスピードアップにもつながります。

4.箱の特徴やメーカーを覚える

これまでの応用編ですが、箱の特徴やメーカーを覚えておくこともポイントです。

たとえば「プラザキサカプセル110mg」はPTPシートが大きく、納められている箱も大きいため、わかっていれば容易に見つけ出せますね。

また医薬品の外箱は、メーカーごとに特徴があるので、薬の名前から製造販売メーカーを連想できれば、探すときにヒントの一つとして活用することが可能です

5.「7の倍数」と「14の倍数」を暗記する

計数調剤では、処方せんに記載されている1日量と投与総日数を乗じることで、取りそろえる量を計算します。

中でも、「1回1錠 1日2回 28日分」「1回2錠 1日3回 14日分」など数週間単位の処方をおこなう医師が多く、1日量に7の倍数の処方日数を乗じる機会が多いと考えられます。

7の倍数や14の倍数を暗記しておけば、計数調剤の際にスムーズに必要量を計算できますね。

ポイント!
どうしても暗算が苦手な方は、迷わず電卓を使ってください。暗算できる人と比べると速度は落ちてしまいますが、苦手な方がムリに暗算してもミスが起こりやすく余計に時間がかかってしまうことも多いです。計数調剤用の電卓もありますので、うまく活用してみましょう。

計数調剤をおこなう際に注意すべき7つのポイント


こちらでは、計数調剤をおこなう際に注意すべき5つのポイントを解説していきます。

1.PTPシートの方向をそろえる

計数調剤をおこなう際には、PTPシートを輪ゴムでまとめて取りそろえることが一般的です。

ただ数をそろえるだけではなく、しっかりと方向をそろえて調剤をおこなうようにしましょう

鑑査をおこなう薬剤師だけでなく、実際に服用する患者さまにとっても、きちんとそろえられている方が喜ばれますね。

2.「1錠」をつくらない

内服薬でPTPシートなどを計数調剤する際に、「1錠」をつくらないようにルールを定めている薬局も少なくありません。

こちらは、紛失を防いだり、小児や高齢者が誤嚥してしまうのを防ぐことが目的とされています。

21錠を取りそろえる場合には10錠+6錠+5錠に分けて調剤するなど、工夫をおこなうようにしましょう。

3.特殊な錠数のPTPシートに注意する

ほとんどのPTPシートは1枚あたり10錠のセットとなっていますが、医薬品によっては14錠や21錠などの規格が用意されていることもあります

まれなケースですが、12錠や20錠のPTPシートがある場合もあるので、注意が必要です。

散剤においても、3包×7枚や3包×10枚などの違いがあるので、同様に注意するようにしましょう。

4.外用薬の計数調剤に注意する

外用薬では、1規格あたりに充填されている量が大きく異なるため、内服薬以上に注意が必要です

たとえば軟膏では、3.5g、5g、10g、25g、30g…など、さまざまな規格が用意されています。

点眼薬でも1本あたり2.5mLの製品があったり、湿布でも1袋に5枚や6枚の規格が存在する製品もみられます。

5.薬を束ねているフィルムやテープは捨てる

漢方薬や湿布薬はフィルムやテープなどで束になっているものが多いですよね。たとえば10袋ずつで束になっているとしましょう。21袋の漢方薬が必要だとすると、2束と1袋を取る必要があります。

よくあるのが、端数のお薬を取ることで10袋ずつの束でなくなったのに、そのままフィルムやテープをつけたままにしているケースです。これだと本来は9袋しかないのに、他の人が10袋だと勘違いしてしまいます。

今回のように21袋必要なのであれば、端数の1袋を取ったらフィルムやテープを捨てて、誰が見ても10袋はないことがわかるようにしなければなりません

しかし束で取ったものに関しては。外してしまうと鑑査しづらくなるため、あえてフィルムやテープを残しておくのが一般的です。

6.ゴミ箱をこまめに配置しておく

忙しい店舗だと、調剤時に出てくるゴミをその都度捨てる暇がなく、調剤台の上に置きっぱなしになっていることがあります。捨てる時間がないことで、お薬を束ねているフィルムやテープをつけっぱなしにしている方もいるでしょう。

散らかった調剤台はミスの原因です。うっかり落とした錠剤がゴミと混ざったり、調剤台のスペースがないことでお薬をしっかり数えられなかったりとよいことがありません。

小さなゴミ箱でもよいので、どこにいてもゴミをすぐに捨てられる環境を作ることをオススメします。

7.勤務先のルールを守る

計数調剤においてもっとも大切なのは、勤務先のルールを守ることです。

調剤の方法は人それぞれで異なるため、薬局ごとに統一されたルールが設けられています

異動や転職の直後はもちろんのこと、ダブルワークや派遣などで多くの薬局ではたらいている方は、薬局のルールに気をつけるようにしましょう

まとめ


この記事では、薬剤師が計数調剤をおこなうときのコツと注意点をご紹介していきました。

計数調剤は個人の能力によってスピードに差がつきやすく、あまりに遅いとまわりに迷惑をかけてしまうことも

しかし、だからといってスピードを意識しすぎてしまうと、調剤過誤を引き起こしてしまいかねません

コツさえつかんでしまえば、計数調剤を速くできるので、こちらでご紹介した内容を試してみてください。

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