薬学部を卒業し無事に薬剤師になった後、どこで働きたいと考えていますか?
大半の方は調剤薬局や病院、ドラッグストアを就職先に挙げるでしょう。たしかにこれら3つの就職先は人気が高く、実際に多くの薬剤師が働いている職場です。
しかしこの他にも、たくさんの働き方が薬剤師にはあります。もったいないことに、この事実を知っている方は、あまり多くはいません。
ここでは、薬剤師に人気の就職先から、薬剤師以外の就職先まで、どのような仕事があるのかを紹介しています。
薬局薬剤師
この記事の目次
統計から見る薬剤師の就職先傾向
薬学部を卒業した後、いったいみんなはどこへ就職しているのでしょうか。
薬剤師の就職先
厚生労働省が発表した2018年の調査の結果を見てみましょう。
人数(人) | 割合(%) | |
---|---|---|
薬局の従事者 (調剤薬局、ドラッグストア) | 180,415 | 58.0 |
医療施設 (病院、診療所) | 59,956 | 19.3 |
介護施設 | 832 | 0.3 |
大学の従事者 (大学院、研究) | 5,263 | 1.7 |
医薬品関係企業 (製造販売、製造、営業、その他) | 41,303 | 13.3 |
衛生行政機関、保健衛生施設の従事者 | 6,661 | 2.1 |
その他 (その他の職業、無職) | 16,856 | 5.4 |
表を見てみると調剤薬局とドラッグストア、病院に就職する薬剤師が全体の77.3%を占めていることがわかります。
たしかに薬学生のほとんどは、調剤薬局やドラッグストア、病院のどこかに入ろうと就職活動を進めていますね。
次いで多いのが、医薬品関係企業で13.3%です。医薬品関係企業とはMRや製造販売業、製造業などのことを指しています。
続いて、その他の職業、無職が5.4%。介護施設が0.3%、大学の従事者が1.7%、衛生行政機関、保健衛生施設の従事者が2.1%という数字です。
調剤薬局や病院、ドラッグストアが人気の理由は?
薬剤師全体の約77%が調剤薬局や病院、ドラッグストアで働いています。これらの就職先が薬剤師の3大人気就職先と言っても決して過言ではありません。
なぜ、ここまでこの3つの就職先が人気なのでしょうか。
考えられる理由としては3つあります。
- 多くの薬剤師が毎年、就職しているから
- 就職説明会に来るほとんどの企業が調剤薬局、病院、ドラッグストアだから
- 他の働き方もあるという事実があまり知られていないから
大学5年生で調剤薬局と病院での実習をすることからも、これらの就職先がダントツで知名度が高く、また、同時に人気が高いことがうかがえます。
就職説明会でも調剤薬局や病院、ドラッグストアがほとんどです。他の企業が顔を出していることはほとんどありません。
薬局薬剤師
薬剤師の主な働き方
大学を卒業したら、正社員として働くべき?いえいえ、そんなことはありません。もちろん安定性の高い正社員が人気なのは事実です。
しかし、正社員以外の働き方もあります。働き方次第では正社員よりも年収が高くなる場合もあるので、就職活動を始める前に働き方を一通り確認しておくとよいでしょう。
正社員
もっとも人気の働き方が正社員です。つまり、常勤で働くということですね。契約時点で年収がいくらと決まっているので、非常に安定性が高いのが魅力となります。
毎月決まったお給料を貰えるほか、月給制の場合はボーナスも支給されることがメリットです。
キャリアを重ねていくことで年収アップも可能なため、将来の安定性を重視する方にはとてもよい働き方でしょう。
働き方が多様化した今だからこそ、薬剤師で正社員雇用されるメリット・デメリットについて徹底的に解説したいッ!【正社員は損!?】
パート
新卒でパートを選ぶ方はなかなかいないでしょう。せっかく取得した薬剤師の資格を活かしたいと思う方がほとんどなので、大半は正社員として就職します。
しかし、まったくない訳ではなく、別のお仕事をメインにしながら合間に薬剤師としてパートで働く方も実際におられます。
薬局薬剤師
参考:マイナビ薬剤師 2021年5月時点
初任給から年収が高いと有名なウエルシアでは、パートの時給も2,600円からと高めの設定です。仮のこの時給でフルタイム出勤したとすると、年収は約500万円にもなります。
派遣
世間一般的に派遣=収入が少ないと思われがちですが、薬剤師の場合は話が別です。派遣薬剤師として働けば正社員よりも多くのお給料を貰えることもあります。
派遣薬剤師は時給の高さが魅力的で、高いところだと時給4,500円という求人も探せば見つかるものです。
参考:薬キャリ 2021年5月時点
仮に時給4,500円で週に5日フルタイムで働くとすると月収は72万円にまでおよびます。年収にすると864万円です。
薬局薬剤師
調剤薬局、病院、ドラッグストアで働くメリットとデメリット
薬剤師の就職先として人気の調剤薬局、病院、ドラッグストアで働くそれぞれのメリットやデメリットを紹介します。どこで働くか迷っている方はぜひ参考にしてください。
調剤薬局
薬学生を見ていると、調剤薬局を目指している薬学生がとても多いですよね。まさに王道の働き方とも言えます。
メリット
- ある程度の収入を維持しながら調剤業務を学べる
- 多くの薬剤師が就職しているという安心感がある
- 転職しようと思ったときでも経験を活かしやすい
「薬剤師になったから調剤経験は積んでおきたい」
「お金もある程度欲しい」
という方に人気の職場です。薬剤師に求められる最低限のスキルを習得できることから、転職しようとなったときでも選べる求人の幅が広がります。
デメリット
- 仕事が単調になりやすい
- 人間関係をこじらせると大変
- 異動がない薬局だと処方せんの科目が偏りやすい
調剤薬局はひたすら調剤して服薬指導の繰り返しなので、数ヶ月もするとどうしても飽きが来ます。毎日同じ作業を繰り返すので仕事が単調になりやすいんですね。
また病院やドラッグストアと比べると非常に狭い空間で働くため、人間関係がこじれやすいというデメリットもあります。
個人経営の薬局のように異動がない薬局だと、偏った処方せんしか扱えないのでこれもまた仕事が単調になる原因となります。
病院
とにかく医療現場で経験を積んで薬剤師のスキルをメキメキ上げたい方に病院はとても人気ですね。大きな病院だと人気のため倍率が非常に高く、なかなか就職できない病院もあります。
メリット
- さまざまな医療スタッフと一緒に仕事できる
- 注射剤や輸血、輸液の調剤もできる
- 薬の専門知識を勉強しやすい
抗がん剤のような注射剤や輸液の調剤は薬局では経験できないでしょう。患者さんのカルテを見ながら服薬指導ができるので、腎機能や肝機能などの検査値を考慮した服薬指導にも強くなれますよ。
薬局薬剤師
デメリット
- 給料が少ない
- 残業が多い
- 勉強会が多い
病院は人気がとても高く、求人を出すと募集定員以上の応募が来ることから年収が少ない傾向にあります。忙しくて専門知識も必要なのに年収400万円を切ることも珍しいことではありません。
意気揚々と病院薬剤師になったものの給料の少なさを嘆いて転職した薬剤師を何人も見てきました。年収が少ない割に仕事は激務なので定時に帰るのは非常に難しいでしょう。
勉強会も多いので、勤務時間前に朝早くから勉強したり勤務が終わってから残って勉強することもあります。当直もあるので体力面での負担も大きいです。
ドラッグストア
ドラッグストアは調剤薬局や病院と比べると就職する方は少ない傾向にあります。ただ近頃では少しずつ人気が出てきているようです。
メリット
- 初任給でも年収500万円を超える
- 全国好きな場所で働ける
- 日用品や化粧品、店舗運営にも詳しくなれる
ドラッグストアの1番のメリットはとにかく年収が高いことでしょう。初任給で500万円以上貰えることも珍しくありません。就職後の出世次第では後に年収1,000万円を狙うことも可能です。
大手のドラッグストアであれば全国に店舗があるので、好きな地域で働けるのもメリット。
OTC医薬品も扱う店舗で働けば、化粧品や日用品の知識もぐんぐん付きますよ。店舗運営に必要な数値管理やお客さんが思わず商品を手に取りたくなる売場づくりなどもできる職場です。
デメリット
- OTC専門店だと調剤の知識が付かない
- 夜遅くまで勤務することもある
- 土日祝日は休みを取りにくい
最近ではドラッグストアの営業時間が長くなってきていることから、夜の24時までシフトに入るなんてこともあります。また小売業なので土日祝日の休みはあまり取れません。
そのため調剤薬局や病院に就職した友人となかなか休みが合わず疎遠になってしまうこともあります。
ドラッグストア薬剤師の仕事内容とは?メリット・デメリットを紹介!処方箋なしのOTCのみ・調剤併設それぞれの違いまで解説。調剤以外の業務も多い印象ですが、実際は…!?
薬剤師以外の就職先や働き方
さて、これを読まれている方は薬剤師が薬剤師以外の就職先にも興味がある方が多いでしょう。調剤薬局や病院、ドラッグストア以外だとどのような就職先があるのでしょうか。
医薬品関係企業、MRなど
学年に何人かは「MRになりたい」と言って就職活動を頑張っている方がいることでしょう。MRや研究、開発職は薬剤師の資格を必須としない就職先です。
MR
MRは医薬品情報担当者と呼ばれるお仕事。病院や調剤薬局を回り、医師に新薬の案内や医薬品の情報を提供していくものです。
初任給は年収500万円ほどですが、経験を重ねることで年収1,000万円超えも目指せる職業です。早い方だと30代で年収1,000万円を突破します。
研究、開発
新しい薬の作用機序を見つけたり、新薬の開発をしたりする研究や開発のお仕事。こちらも、薬剤師の資格が必ずいる就職先ではありません。
しかし、研究職や開発職に就くのはとても狭き門。専門的な知識や英語力が必要とされます。初任給は年収500万円ほどですが、こちらも後々は年収1,000万円近くまで上がる可能性のあるお仕事です。
大学勤務、研究者
ほとんどの学生は、修士課程終了後はどこかへ就職して働き始めます。ここで就職せずに大学院へ進み、博士号を取得して大学で働くという選択肢を増やすことが可能です。
博士号を取得すると、大学教員の募集に応募できるようになります。いきなり大学の教授になることは残念ながら不可能ですが、研究を続け、優れた論文を発表することで講師から准教授、教授へとステップアップが可能です。
講師の段階だと年収は350万円から500万円ほど。しかし大学教授へとキャリアを積んでいけば年収は1,000万円を超えることもあります。
化粧品会社
薬学部を卒業し、化粧品会社へ就職するという選択もあります。成分の安全性の確認、機能性の評価、新しい化粧品の開発などを行う仕事です。パッケージデザインやキャッチコピーを決めることもあります。
化粧品成分がどのように肌へ働きかけるのか、どうすればよい化粧品を作れるのかを追い求める職業。美に興味がある方にオススメです。
初任給は年収350万円から500万円ほど。外資系の企業だと年収500万円から700万円のところもあります。
薬局や病院以外で働く薬剤師の職種や仕事内容・総まとめ!企業(製薬会社・医薬品卸など)・研究・開発・臨床・治験・DIなど…本当にたくさんの仕事があります。
公務員
薬剤師の資格を取りながら、公務員になるという選択肢もあります。薬剤師国家試験の勉強と並行して、公務員試験の勉強もしなければいけないため、余裕を持ったスケジュール調整が必要。
市役所や県庁、保健所などに就職し、学校に講演に行ったり、河川の水質調査にいったりします。
公務員薬剤師の初任給の月収は約20万円です。これに手当やボーナスが付くことで年収350万円ほどになります。
・医薬品関係企業、MR
・大学勤務、研究者
・化粧品会社
・公務員
などがあります。
薬剤師が就職で失敗しないためにするべき3つのこと
どの業種で働きたいのか、どの企業が自分に合っているのかなど、就職先を探すときはさまざまな選択肢があるので頭を悩ませてしまう方が多いでしょう。
就職先についてよく調べておかないと、いざ働き始めてから「こんなはずではなかった…」と後悔してしまう可能性があります。就職での失敗を避けるためにも、これから紹介するポイントをぜひ押さえておきましょう。
気になる職場で働いている人の声を実際に聞く
すでに働いている人の生の声ほど参考になるものはありません。
残業はあるのか、あるなら残業代はしっかり貰えているのか、有給は取りやすいかなど、就職説明会ではなかなか聞けないことを聞いてみましょう。できれば一人ではなく複数人に聞くのがオススメです。
リアルな声を聞くことで、実際に働き始めてからのイメージと就職前のイメージとの差を少なくできます。
薬局薬剤師
大学4年生ごろから就職先を探し始める
ほとんどの薬学生は、大学5年生のときにある薬局実習や病院実習が終わってから就職活動を始めます。
しかし、これでは正直遅いです。5年生から始めると、後々始まる薬剤師国家試験対策の講義などが忙しくなり就職活動に十分な時間を割けなくなるのです。
しっかり吟味して就職先を探すためにも、4年生ごろから就職活動を意識し始めてみましょう。実際に応募したり面接をしたりするのは周りと同じペースで構いませんが、気になる就職先を早めに探し始めるだけでも就職に失敗する確率を減らせます。
中小や個人の就職先も見てみる
企業説明会に来る企業は、ほとんどが何店舗もチェーン展開していたり全国に店舗を広げたりしているような大手企業ばかりです。そのため、ついつい大手ばかりに目がいってしまいます。
しかし実は、中小企業や個人経営の職場のほうが年収が高かったり有給が取りやすかったりと、待遇がよいことも少なくありません。
大手ばかりを見ずにもっと視野を広げて企業を観察してみてください。思いがけないよい企業との出会いが待っているかもしれません。
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働き方は、より柔軟に・多彩になっていく
ここまで、薬剤師の就職先をいくつかご紹介してきました。薬剤師の資格を活かせるものから、薬剤師じゃなくてもできる仕事まで、さまざまな就職先があることが分かったでしょう。
しかし、働き方が多様化している今の時代、まだまだ他の働き方も増えてきいるのが現状。薬剤師という概念にとらわれない働き方も多く存在しています。
ここでは、薬剤師の資格を持ちながら塾講師や大道芸人、フリーランスとして生活をしている方の実際の事例をご紹介。「こんな働き方もあったんだ!」とびっくりするかもしれません。
塾講師×薬剤師
「子供が好きだから」という理由で、薬学部を卒業後、塾で働き始めた薬剤師のAさん。通常であれば調剤薬局や病院へ就職することがほとんどである中、もちろん塾を選択したのは彼女しかいませんでした。
Aさんは薬剤師の免許を取ったものの、自分が好きなことを仕事にしたいという理由で塾講師を選んだのです。本業で塾講師をし、空いた時間で薬剤師としてドラッグストアのパートで働いています。
塾講師の方が薬剤師よりもお給料はどうしても低くなってしまいますが、「子供と触れていたい」という理由で塾のお仕事を続けているAさん。とても楽しそうな毎日を送っています。
大道芸人×薬剤師
驚くことに、本業が大道芸人だという薬剤師もいます。もともと薬剤師になるつもりはなかったものの、親が薬局を経営しているために大学へ通ったというYさん。
Yさんも大道芸人として働きながら、ドラッグストアでパートとして薬剤師をしています。
「明日からフランスに行くよ。来週は中国。」とあちこちの国でパフォーマンスを提供するYさんは、いろいろな国に行っているおかげで英語がペラペラです。フランス語や中国語、ドイツ語なども簡単な会話であればこなす強者。
このように、世界中を駆け回りながら生活する薬剤師もいます。
フリーランス×薬剤師
好きなときに好きな場所で、仕事をしたい。そう考えるKさんは、フリーランスとして生計を立てる薬剤師。
もともとは正社員として薬剤師の仕事をしていましたが、常識にとらわれない働き方をしたいと考え、フリーランスに転身しました。
今は、主に文章を書くライターというお仕事で生活をしています。
仕事場は自宅ですので、通勤時間はゼロ分。自分で仕事を受託していく必要があるので、正社員のような安定性はありません。しかし、自由に時間を使えるのがとても魅力的です。
自分で時間をやりくりしながら、会社にしばられずに自由に生活をしています。
副業や兼業といった働き方が増えてきている
今までは副業禁止とする企業が多かったのですが、2018年に大手企業が副業を解禁したことで新しい働き方が可能となりました。
その影響で、副業や兼業をする方が増えてきています。単に給料を増やしたいから副業をする方もいますが、自身の視野を広げるために始める方もいるものです。
薬剤師として働くかたわら、飲食店で働いたりネットショップの運営をしたり、サロンを開いたりする方も実際に何人か見かけました。
「もっといろんなことにチャレンジしたい」を叶える副業という働き方。一度きりの人生を楽しく過ごすために副業をする方が増えてきています。
今後増えていきそうなニーズは?
多様化する薬剤師の就職先。薬学部を卒業していながら、薬剤師以外の働き方を選択する方が増えてきているのが現状です。
一方で、薬剤師がもっと専門性を活かして働けるようにしようとの動きも見られていますね。そのため、薬剤師としての知識をこれまで以上に活かせる就職先も今後増えていくのではと考えられます。
では、今後どのようなニーズが高まっていくのでしょうか。
サプリメントや健康食品の知識を必要とする
医療費の削減が叫ばれる現在、日頃の体調管理や生活習慣の見直しにもっと焦点が当てられるのではと考えられます。
アメリカの薬剤師は、服薬指導だけでなく日頃の健康管理や食生活のアドバイス、運動の管理なども行っていることをご存知でしょうか?
日本ではまだまだ、服薬指導という域を超えて薬剤師が活躍している現場はあまり見られません。しかし、これからの時代は違います。
どんどん薬剤師が患者さんの生活に介入していき、普段の生活から健康を管理していけるようになる必要性が出てくるでしょう。そうすることで、医療費の削減にも繋がりますし、薬剤師としての地位を上げていくことができるからです。
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患者さんの状態を見て市販薬、生活習慣のアドバイスができる
先ほども少し述べたように、日本の薬剤師はアメリカと比べるとまだまだできる仕事が限られています。つまり、まだまだ薬剤師の仕事は広がっていく可能性があるということ。
実際に、マツモトキヨシでは店舗にヘルスケアラウンジを設置し、血圧や血液検査、血管年齢やストレス度を測定できるスペースの導入をしています。
このような施設がもっと浸透していけば、検査の結果をもとに市販薬や生活習慣のアドバイスも可能に。今までよりもさらに患者さんの生活に踏み込んで患者さんの健康を管理することが可能となります。
今までの薬剤師は薬を飲んでいる方だけを管理していましたが、これからは薬を飲まなくていいようにする管理も必要になってくるのではないでしょうか。
まとめ
薬学部を卒業したら、薬剤師として働かなければいけない。そう思っている方が非常に多いのですが、そんなことはありません。
もちろん、病院や調剤薬局、ドラッグストアなどを就職先に選ぶ方が多いのは今後も変わらないでしょう。しかし、就職先は他にもあるということを知っておいてください。
塾講師でも大道芸人でも、フリーランスでもいいのです。自分が本当にやりたいことを仕事にしてみると、また違った人生が見えてきます。
薬剤師だからといって、薬剤師しか働く方法がないなんて決まりはありません。
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