いくら薬剤師が売り手市場であるとはいえ、いったい何歳までなら転職できるの?と悩んだことはありませんか?
「転職したいけど、この年齢だときついかな?」と悩んで転職を渋っている方もいるかもしれません。実は転職に適した年齢は希望している職場によって変わります。
ここでは職場ごとに見た転職の適齢期や、年齢に不安がある状態での転職方法などをご紹介しているので、転職の適齢期が気になる方はぜひ参考にしてくださいね。
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この記事の目次
薬剤師の転職に年齢制限は基本なし
結論から言ってしまうと、薬剤師の転職は年齢による制限はありません。何歳だから転職は不可能ということはないのです。
そのため40歳になっても50歳になっても転職はできます。
しかし転職ができるのは事実であるものの、やはり年齢によって転職が不利になることはどうしても起こってしまいますので注意しましょう。
薬剤師は何歳になっても転職できるけど、適齢期は存在するというのが現状です。
定年を過ぎての転職は難しい
病院や企業を除けば、「転職が難しくなる」ことはあっても、「転職できない」ことはおそらくないでしょう。しかし定年を迎えた場合は話が別です。
60歳をすぎると転職先がかなり絞られるため、希望の職場に就けなかったり転職できても給料が下がってしまう可能性があります。
転職できるのは60歳までと思っておいたほうが良いかもしれません。
転職の適齢期は新卒3年目?
わかりやすく言ってしまえば、年齢が若ければ若いほど転職の難易度は下がります。そのため転職をするなら早めにするのがオススメです。
具体的には新卒3年目ごろが転職の適齢期であると言われています。
3年目が転職にベストな理由
新卒3年目と聞くと「まだ早くないか?」と思う方もいるかもしれません。
「最低3年は同じ職場にいるべきだ」なんて言葉があるくらいですから、3年目での転職はたしかに早いほうです。
しかし3年目というタイミングは、以下の理由から間違いなく転職の適齢期であると言えます。
仕事に慣れてくる
3年も同じ職場にいると、ある程度の業務を一人でもこなせるようになります。新人として扱われることもなくなり、後輩へ指導することも出てくるでしょう。
新卒3年目は心に余裕を持って仕事ができるようになるタイミングなのです。
心に余裕ができるので仕事に対して冷静に取り組めるようになり、自分のビジョンについても考え始めるようになります。
どの職種にもチャレンジ可能な年齢である
新卒3年目というと、ほとんどの方がまだ20代でしょう。
ストレートで薬剤師になれてもすでに24歳。大学で浪人や留年する方もかなりの数いますので、20代の薬剤師は貴重な存在です。
20代のうちであれば、ほとんどの職種に転職できます。薬剤師として働いているうちに自分がやりたことが変わっても、20代のうちならまだやり直しがきくのです。
自分がやりたいことが見えてくる
新卒3年目は、ちょうどこれからの自分のキャリアを考え始める時期でもあります。
仕事に慣れてきて余裕が生まれることから、「本当にこのままここで働いていていいのか?」を見なおすことができるのです。
薬剤師として働いていた期間を振り返ることで自分が本当にやりたかったことが新しく見えてくるんですね。
20代と40代とでは転職のしやすさが違う
転職の適齢期が新卒3年目であることはわかっていただけたでしょう。もちろん3年目以降も転職は可能です。
もう30代だから、40代だからといって転職を諦める必要は一切ありません。しかし年齢によって転職の難易度が変わります。
20代と40代とでは、同じ職種への転職でも転職のしやすさが変わってしまうのです。そのため職種によっては早めに転職を考えなければなりません。
職場別に見た年齢ごとの転職のしやすさ
ざっくりと適齢期が新卒3年目と言いましたが、希望する職種によって転職の適齢期は異なります。年齢によってどれくらい転職のしやすさが変わるのか、職種ごとの適齢期をここでは見ていきましょう。
調剤薬局への転職
調剤薬局への転職は20代~30代のうちであれば未経験でも可能です。調剤経験がある場合は40代や50代になっても転職できます。どの年齢でも比較的、転職しやすい職種です。
調剤薬局の求人は、常に多く出ているため転職がしやすいんですね。年齢関係なく転職できる職場の代表例です。
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病院への転職
病院への転職はできるだけ20代のうちに済ませておきたいですね。なぜなら病院の求人は非常に少なく、その上人気が高いからです。
調剤経験があったとしても転職はなかなか難しくなっています。病院を狙うなら20代のうち、遅くても30代までにしておくべきでしょう。
40代、50代と年齢が上がるにつれ転職は難しくなっていきます。
年齢に関係なく転職できる病院を探すのであれば、ファルマスタッフがオススメです。
このように求人を「60歳以上可」という条件から検索できます。この機能を備えている転職サイトはなかなかありません。
参考:ファルマスタッフ 2020年5月時点
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ドラッグストアへの転職
ドラッグストアも調剤薬局と同様に年齢にかかわらず転職がしやすい職種です。20代から50代と幅広い年齢で転職できます。
ドラッグストアが未経験だったとしても転職しやすいでしょう。ドラッグストアには調剤併設店とOTC専門がありますが、OTC専門の方が年齢関係なく転職しやすいです。
人手不足のドラッグストアがほとんどなため、年齢関係なく転職しやすくなっています。
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企業への転職
企業への転職の狙い目は20代~30代です。企業の求人もあまり多くはないため、年齢が上がるごとに転職の難易度が上がっていきます。
40代や50代で転職ができないわけではありませんが、簡単に転職できるとは言えません。
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職場別の転職の適齢期まとめ
職場 | 適齢期 |
---|---|
調剤薬局 | 20~50代 |
病院 | 20~30代 |
ドラッグストア | 20~50代 |
企業 | 20~30代 |
年齢に不安がある場合のベストな転職方法
年齢は転職のしやすさに影響します。しかし転職にベストな時期を過ぎているからといって転職を諦める必要はありません。
どの年齢でも狙いやすい職場もあるため、年齢に不安がある方は転職しやすい職場を狙ってみるのもよいでしょう。
規模が小さめの調剤薬局を狙う
個人で経営しているような小さな薬局は、どの年齢でも転職しやすいです。
大手の調剤薬局であれば人手不足になっても人事異動や新卒の抱え込みによって人員を確保できますが、規模の小さい調剤薬局だとそうはいきません。
そのため薬剤師の年齢にかかわらず転職しやすいことが多いです。
正社員ではなくパートや派遣として転職する
転職時の年齢が気になるときは、働き方を変えてみるのも1つの方法。正社員ではなくパートや派遣として働くことも視野に入れてみましょう。
パートや派遣であれば正社員と比べると背負う責任が少なく済むため、年齢による壁をいくらか小さくすることができます。
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転職サイトに相談しながら転職する
年齢が気になるけど、やりたいことは我慢したくないという方も多いです。年齢のせいでやりたい仕事に挑戦できないのは悔しいですよね。
年齢がネックになる場合でも転職サイトに相談しながら転職するれば、グッと転職が成功する確率が高まりますよ。
これまでの経験と自分が希望する職場の条件を担当コンサルタントに伝えたら、自分にピッタリの求人を紹介してもらえます。
ただ求人を紹介してくれるだけでなく転職に対する不安などの相談にも乗ってくれますので、まずは相談だけしてみるのもいいですね。
とにかく相談しながら転職したい方は、直接コンサルタントと会って面談ができるマイナビ薬剤師を使ってみるとよいでしょう。
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転職したいと思ったときが転職どき
転職の適齢期や、職種ごとに転職しやすい年齢をここまでご紹介してきました。ここで話たことはあくまで一般論であり、すべての方に当てはまることではありません。
「転職したいけど自分は50代だから…」と思わずに、まずは挑戦してみてください。年齢によって転職のしやすさが変わるのは事実ですが、絶対に転職できないわけではありません。
適齢期などはあくまでも目安です。転職したいと思い始めたら、年齢を気にせずにまずは挑戦することが大切です。
まとめ
薬剤師が転職にもっとも適している時期は一般に新卒3年目だと言われています。3年目はどの職種にもチャレンジしやすく、自分のキャリアを見なおすのにベストな時期だからです。
ただし3年目以降ももちろん転職はできますのでご安心ください。調剤薬局やドラッグストアは20代~50代、病院や企業だと20代~30代が転職しやすい年齢です。
ただしこの年齢はあくまで一般的なものに過ぎませんので、やりたい仕事がある場合は年齢関係なくまずは挑戦してみましょう。
年齢が気になって転職に踏み切れない方は、転職サイトに相談してみるのもオススメです。
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