薬剤師転職の「お祝い金」のカラクリとメリット・デメリットを徹底解説！

転職サイトを経由する薬剤師の転職では、応募先を決める際の注目点の1つに「お祝い金」があります。

どうせならお祝い金が欲しいと思う気持ちはありますが「本当に貰えるの？」「誰がお祝い金を払ってくれるの？」「怪しくないの？」と、気になることも多いでしょう。

お金は欲しいけど不安もあるという方に向けて、ここではお祝い金が貰えるカラクリやお祝い金を貰って転職するメリット・デメリットなどを紹介します。

薬剤師転職サイトのお祝い金とは？

転職サイトの「お祝い金」は、お祝い金が設定されている求人へ応募して採用が決まると、指定されている金額を受け取るれるサービスです。

お祝い金が貰える薬剤師の転職サイトはいくつかあるので、一度はこのようなサービスを目にしたことがある方も多いでしょう。

お祝い金の一例

お祝い金を受け取れるかどうかは求人によります。

例としてお祝い金が貰える転職サイトとして有名な「ジョブデポ薬剤師」に掲載されている求人を見てみましょう。

参考：ジョブデポ薬剤師　2020年12月時点

求人の右上に「お祝い金最大40万円」との記載がありますね。最大なので条件によって40万円より減ることもありますが、お給料とは別にこれだけのお金を貰えるのは、とても嬉しいものです。

しかし、入社してすぐにはお祝い金を受け取れないパターンもあるため、転職サイトのお祝い金は条件もしっかりと見ておかなければなりません。

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マイナビ薬剤師でもお祝い金は貰える？

転職希望の薬剤師がマイナビ薬剤師に登録していることも多いことから、「マイナビ薬剤師もお祝い金って貰えるの？」という質問も多いです。

しかし残念ながらマイナビ薬剤師ではお祝い金を貰うことはできません。ただしマイナビ薬剤師は、お祝い金はないものの、質の高いサポートや面談によって希望通りの転職ができると評判のサイトです。

お祝い金があるかどうかで転職サイトを選ぶのではなく、コンサルタントの質や扱っている求人の種類や数から選ぶことがもっとも大事なことでしょう。

薬剤師が転職したら貰えるお祝い金は誰が払うの？

転職サイトを経由することでお祝い金を受け取れるのは嬉しいものです。「ですが、そもそも誰がお祝い金を私に払ってくれるのか？」という仕組みに疑問がわきますよね。解説していきましょう。

お祝い金の仕組み

お祝い金の支払いには、「転職サイトが支払うケース」と「転職先が支払うケース」の2つがあります。

転職サイトは「求人情報を掲載したい」という企業と交渉提携して、完全報酬型から提携した企業の求人情報を掲載します。

転職サイトと企業の提携に向けて、「掲載期間」や「報酬の金額」というのは基本的に交渉で決まります。

営業職の経験がある方ならイメージしやすいでしょう。商談というのはお互いの希望条件を調整していくことが重要であり、自社の希望ばかりを優先しても契約は取れません。

お祝い金も転職サイトと企業の交渉によって決まるため、これによって求人ごとにお祝い金の有無が異なるわけです。

また直接的なお祝い金の出処は、企業が転職サイトに支払う報酬の一部として組み込まれていることもあれば、報酬とは別として企業が求職者に支払うケースもあります。

1.転職サイトが払うケース

転職サイトがお祝い金を支払うケースは、転職サイトが企業から得た報酬の一部をお祝い金として使っていることを想像するとわかりやすいです。

たとえば調剤薬局が薬剤師を獲得し、20万円の報酬を転職サイトに支払うといった条件の場合、転職サイトは単純に20万円の利益を得ます。

その20万円の利益の使い道はもちろん自由なので、お祝い金に使ってもいいですね。

2.転職先の企業が払うケース

転職先がお祝い金を支払うケースは、そのまま内定をくれた企業から受け取る形です。

つまり企業は、「転職サイトへの報酬」と「求職者へのお祝い金」の2つの支払いを行います。

求人元に直接応募する方が、お互いにいいのでは？

転職サイトと企業の交渉によってはお祝い金が発生するため、薬剤師を求めている企業にとっては転職サイトを経由せずに直接応募してくれる方が嬉しいのでは？と考えられなくもありません。

しかし実際のところは、「転職サイトが支払うケース」と「企業が支払うケース」のどちらにおいても、企業が薬剤師を探す際に発生するコストはほぼ変わりません。

転職サイトが報酬の一部をお祝い金として還元する場合、企業と転職サイトが交渉する段階でお祝い金の有無や金額を決めています。企業がお祝い金を支払うケースも同様です。

交渉によって報酬が安くならないのであれば、通常報酬で契約して転職サイトにお祝い金を負担してもらう方がお得ですよね。

薬剤師が企業に直接応募する方が、企業にとってはコストが安くなるケースもあります。

転職サイトはコストが安い

調剤薬局や病院が薬剤師を募集したいとき、知人から紹介してもらうといった特殊なケースを除外すると、どのような方法で募集を行ってもそれなりにコストが掛かります。

しかし採用側にとっては、コストの金額よりも「コストに見合った人材かどうか？」が重要です。

そのため転職サイトのマッチングシステムからもわかるとおり、コストに相応した結果を得られることから転職サイトの需要が高くなっています。

転職サイトと企業の契約では基本プランのパッケージが用意されているため、実際のところお祝い金はオプションの1つに過ぎません。

また求人雑誌と同じように、掲載スペースなどによっても金額が変わってくるため、お祝い金だけで損得が決まるわけでもありません。

従来のように求人雑誌などを駆使して募集を行い、何人もの応募者への面接対応などを加味すると、転職サイトはコストが安く済み、さらに目的通りの人材を確保しやすいメリットがあるわけです。

転職サイトと転職先におけるお祝い金のメリットとデメリット

転職サイトと転職先はお互いにとって目標は同じであり、「優秀な薬剤師を探したい！」という点に収束されます。

応募を促しやすいことがメリット

通常の薬剤師求人に比べると、お祝い金を設定する方が応募を促しやすくなるため、成果を上げやすいことがメリットです。

街中で良くある「50％OFFセール！」といったようなキャンペーンと同じであり、待遇や労働などの条件が希望に沿っていることを前提として、さらにお祝い金までもらえるなら最高の応募先となりますね。

コストが高く付きやすいことがデメリット

これは結果によっても捉え方が変わります。転職サイトと転職先がどのような条件で交渉しているにしても、「お祝い金の金額」がコストとして発生するため、ここがデメリットです。

しかし、お祝い金のメリットで紹介したとおり、目的は優秀な薬剤師を探すことにあるため、結果が伴うのであればデメリットよりもメリットの方が比重は大きいですね。

薬剤師におけるお祝い金のメリットとデメリット

一昔前は「どうしてお祝い金を出せるの？」という疑問などから、怪しいシステムと捉えられることが多くありました。

しかし、すでにお祝い金の仕組みが認知されていることから、このサービスに対して疑いの目をもつ必要はほとんどないでしょう。

そうはいっても、メリットやデメリットについては、多少なりとも気になるところではありますね。

お祝い金をGETできることがメリット

まず薬剤師にとってお祝い金のメリットは、シンプルにお祝い金をGETできることがメリットです。どうせ転職するならお金を貰えたほうが嬉しいと思うものです。

ですが実際は、一般的にお祝い金を最優先にして応募先を決める薬剤師は少数派であり、大多数はお祝い金をサブ的なオプションとして見ています。

ですが、もしも年収や福利厚生など条件が同じ2つの求人情報があった場合、最終的な決め手としてお祝い金は便利でしょう。

条件に縛られることがデメリット

一方、お祝い金のある薬剤師求人へ応募するデメリットもいくつかあります。

冒頭で紹介したようにお祝い金は「3ヶ月以上の就労」などの条件が付けられています。これはお祝い金を目的としてすぐに退社されることを防止する対ための対策です。

そのため万が一、転職先で働きはじめてから何か不満が出てきたとしても、「お祝い金が貰えるまで我慢しようかな…」と、合わない職場でしばらく我慢して働いてしまう可能性もありますね。

お祝い金という目先の利益にとらわれて、自分に合う求人を見分けられなくなる可能性も考えられます。

しかし、お祝い金を最優先に転職先を探す薬剤師はほとんどいないと思われることからも、これらの問題はそれほど大きなデメリットではないと考えられるでしょう。

セオリー通りに年収や勤務形態などを見ながら応募先を探していき、内定から数ヶ月後にお祝い金がもらえることを楽しみにしておきましょう。

またお祝い金の固執せずに、自分がよいと思う求人を探すことが大切です。

お祝い金がオススメの薬剤師転職サイト

薬剤師の転職サイトにおいて、お祝い金のある求人情報を見つけられるところはたくさんあります。

その中でも3つの転職サイトをご紹介します。

PHGETファゲット

PHGETファゲットは転職活動中の薬剤師の92.4％が満足しているという評価の高い転職サイトです。

こちらもタイミングによってお祝い金のある求人情報の増減が激しいため、他の転職サイトとあわせてチェックしておきましょう。

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ジョブデポ薬剤師

ジョブデポ薬剤師はお祝い金が特徴でもある転職サイトであり、「最大40万円」という破格なお祝い金の求人情報もあります。

転職サイトのお祝い金の相場は5万円前後です。10万円ほどもらえると考えると、かなり高い方だと言えます。相場を大きく超えてくることからもチェックしておく価値は大いにあるでしょう。

なおお祝い金の金額は、求人によって異なります。

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お仕事ラボ

お仕事ラボの求人数は、2020年12月時点で「40,013件」となっており、薬剤師の転職サイトの中でも求人は比較的多いです。

お仕事ラボのお祝い金も、その時のタイミングによって金額が変わるため、タイミングを見て登録するとよりお得になります。

今なら新規会員登録だけで5,000円プレゼントのキャンペーンを行っているので、ひとまず求人だけ見てみたい方も登録だけしてみてはどうでしょうか。

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