転職を検討している薬剤師のみなさんは「人間関係」が理由の方が多いのではないでしょうか?
これは薬剤師に限った話ではありませんが、他職業においても人間関係の悪化を理由に転職する人は非常に多いです。特に薬剤師は女性の割合が多く、調剤薬局に関しては職場の8割や9割が女性となります。そのため、「女性同士は人間関係がこじれやすい」という内容がそのまま「はまる」ことが良くあります。
さて、「人間関係」を含めて他にどんな転職理由があるのかを考えてみましょう。
女性の割合が多いことからも、薬剤師は「結婚」や「出産」で退職することが珍しくありません。また、一度退社して私生活が安定するとパートで職場に復帰するという流れは良くあります。その後、子供の成長と共に家計を助かるために常勤として最前線で活躍する方も多いです。
薬剤師はいろんな業界で活躍することができますが、職場によっては将来性がないこともあります。
例えば、調剤薬局は人気が高く収入もそこそこ良いとはいえ、将来のキャリアは「管理薬剤師」しかありません。逆に民間企業に会社の一員として就労すると、職場によっては役職を目指すこともできます。キャリアを目指す上では、転職を余儀なくされるケースがあります。
今働いている会社が経営難に陥っている場合、これは自分の生活の安定を考えると転職したくなります。
薬局に絞って話を紹介すると、薬局はすべてのお店が経営に成功しているわけではありません。特にころころと変わる薬事法の改正や薬価改定、これは経営者にとって将来を危惧する1つの要因です。現段階では、薬局が人気の職場として確立されており、次々と倒産する自体に陥っていません。しかし、「将来的にはそうなる可能性もあり得る」という考えを薬剤師会が示しており、薬剤師にとっても一生安泰と思うのは時期尚早なのかもしれません。
こちらで詳しく「薬剤師会」が懸念する情報を知れます。
職場によっては残業が多過ぎるなど、過度な労働で疲れ果てることがあります。その割に給料が低いなら、もっと楽に稼げる職場へ転職したくなります。
この転職理由は「事前情報」と「実際に勤務してから知ったこと」の差から生まれることが多いように感じます。
例えば、それほど残業がないと聞いていたのに就労して数ヶ月経つと残業が毎日のようにあった、自分が就労してから人材が減ったので仕事の負担が増えたなど、いろんなケースがあります。
仕事の負担という点に焦点を当てると、人の入れ替わりが激しい職場を避ける方が労働時間は安定しやすいと言えます。また、運の要素も強く、事前に全ての情報を把握できないことからも、転職時は判断がとても難しいポイントです。
人間関係で悩む薬剤師さんはとても多いと思います。特に冒頭で少し触れましたが、女性が多いだけに良い関係を築きずらかったり、薬局は職場が狭い上に人数が少ないため、人間関係で働きやすさが決まることが多いです。
私は3店舗の調剤薬局で勤務した経験がありますが、その中で本当にいろんな人間関係がありました。
薬局によって薬の配達を誰がするのかは様々です。仕事の負担から言うと、基本的に時間の空いている時に事務員さんが担当する薬局が多いですが、私が勤務した薬局では事務員さんがとにかく怠慢で、ちょっとした雑用も私が担当せざる終えなかったです。
長年勤務している年配の事務員さんということもあり、新参の私が下の立場になるのは理解できますが、とにかく雑用をやらされることから仕事の負担が大きかったのが辛かったです。みんなが退社後に戸締りをして、そこから手違いや渡し忘れの薬を夜間に届けることも良くあり、これは本当に大変でした。
人間関係という部分では、職場で険悪なムードになることはありませんでしたが、やはり仕事の連携が取れないので不満が募るばかりでした。
上記で紹介した職場から転職する時、近くにある個人薬局の経営者兼薬剤師として活躍している先生からお声が掛かり、そちらの薬局で働かせてもらうことができました。今では笑い話ですが、採用後にその職場でも人間関係が色々とありました。
何か大きな理由があって経営者と従業員の関係がこじれているわけではありませんでしたが、とにかく経営者の先生が従業員の仕事内容にあれこれ口を出すことが多かったです。本当に細かいところまで口を挟むので、事務員さんや薬剤師から不満が募るわけです。その間に私が挟まれて、どちらに味方することもできずに苦労したという話です。
先生はとても人が良く、この職場から転職を決めた時も次の職場を紹介してくれるなど、私にとってはいろんな意味で助けてもらったので感謝ばかりです。しかし、現場では「それは任せてもいいのに・・・」と思う事も多く、何ともいえない状況が多かったです。
良い人間関係を築けたケースとしては、今でもお世話になった先生と交流がありますし、その職場の事務員さん達と定期的に飲み会をすることも多いです。プライベートで一緒にダイビングに出かける方もいますし、ほんと理想の人間関係を築けたケースだと思います。
薬剤師の転職理由は人によって色々とあると思いますが、やはり「人間関係」がうまくいかないというのは精神的に辛いです。また、自分がどれだけ歩み寄っても性格の不一致によって良い人間関係を築けないこともあります。そんな時は思い切って転職するのも有りだと思います。
転職をして新しい人と出会うと、そこから自分にとってプラスになることも多いです。私の場合だと、勤務先の近くに病院が建造された時に見学へ一緒に誘ってもらったり、勉強会に参加させてもらえたのは薬剤師としての良い経験でした。また、転職したことで次の転職先を見つけられたのも1つの成果だったと思います。
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法的には、転職する2週間前までに雇用主に通知すれば退職はできることになっています。それまでに転職先の面接を完了させ、内定獲得とスケジュール調整を行いましょう。